マテリアルグループ株式会社傘下の株式会社Bridgeは、生成AIが企業やブランドに関する回答を作成する際に参照している情報源を明らかにする「AIO調査Vol.1 消費者向け18業種横断調査」を実施しました。対象はChatGPTとGemini、調査期間は2026年9月15日から17日です。
調査では900問を各AIに3回ずつ質問し、取得した5,400回答のうち有効回答5,397件、参照元URL延べ70,209件を分析しました。その結果、AIが参照する情報の67.5%は調査対象企業の公式サイト以外であることが判明しました。内訳は比較サイトやメディアなどの第三者サイトが45.1%、官公庁が12.6%、業界団体などの団体が5.9%、動画や掲示板などのプラットフォームが3.9%でした。
AI別ではChatGPTで63.4%、Geminiで84.6%が公式サイト以外となり、いずれも過半を占めました。公式サイトの参照割合には業種差があり、クレジットカードの60.7%から全面リフォームの10.7%まで約6倍の開きがありました。
生成AI時代における企業情報流通構造についての背景説明
参照元として最も多くの回答に登場したのはYouTubeで、有効回答の16.7%に登場しました。ただしYouTubeの参照のうち、調査対象企業自身の公式チャンネルは10.9%にとどまり、個人による解説・レビュー系チャンネルが42.5%で最多でした。2位は顧客満足度ランキングサイト、3位は比較・ランキングサイトでした。
検索結果との照合では、実際の検索キーワードの形で聞いた質問146問を対象に、Google検索の自然検索上位10件とAIの参照元を比較したところ、上位10件のうちAIが参照していたのはChatGPTで6.8%、Geminiで13.4%にとどまりました。
Google検索結果とAI参照元の照合結果を示す図
Bridge取締役COOの坂本理恵氏は、AIが参照する情報源の多くが企業の公式サイトの外にあり、検索順位とも一致しない構造が見えたとコメントしています。同社は今回の18業種横断調査を起点に、業種別の生成AI参照元調査を継続する方針で、ブランド言及率や参照元URLを可視化するLLMOコンサルティングサービスも提供しています。