公開
2026年10月13日 12時34分
超知能時代に向けて、Microsofのインフラは新たな段階へ――米Microsoftは10月12日(現地時間)にこう述べ、自社開発のAIアクセラレータ「Azure Maia」(以下、Maia)の第3世代「Maia 300」を発表した。2027年に量産、展開を始める予定だとしている。NVIDIAの新チップ「Rubin」とほぼ同等のメモリ帯域幅で、LLM推論のNVIDIA依存から脱却する狙いがあるとみられる。
同年からMaia搭載のインフラを数ギガワット規模に拡大し、自社サービスの主要な推論基盤にする計画だ。

Maia 300|Microsoft
同社によれば、前世代の「Maia 200」は既に「Microsoft Copilot」などのワークロードを処理し、2026年内に「GitHub Copilot」と「Microsoft Foundry」にも対応する予定。米OpenAIのモデルや自社の「MAI」モデルなどを稼働させているという。
Maia 300はAI向け推論に最適化したアーキテクチャを採用し、長いコンテキストの処理やデコード(回答生成)負荷の高いタスクにおいて有用だという。8基のHBM4スタックを搭載し、電力上限950ワットの範囲内で18.0TB/sのメモリ帯域幅を実現したとしている。MXFP4など、LLMのデータ量を減らし処理効率を高めるフォーマットにも対応する。

Maia 300搭載のラック|Microsoft
同社の予測では、主要なGPUベースのシステムと比べて1メガワット当たりの生成トークン数が40%増える。96基構成のラック単位では、Maia 200比で最大7倍のトークンスループットを実現するとうたっている。
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