Sierra と Meta は現地時間6日、個人向けの AI エージェントが企業とやり取りする方法を定めるオープン標準「Personal Agent Protocol」を発表した。
Image Credit: Sierra
Sierra と Meta は現地時間6日、個人向けの AI エージェントが企業とやり取りする方法を定めるオープン標準「Personal Agent Protocol」を発表した。
Genesys、Rocket、Shopify、Stripe、Walmart などと開発を進めており、誰でも実装できるようにする。参加企業としては、Sierra が Instinct を、Meta が NiCE と Decagon を挙げている。
プロトコルは、認証の扱い、利用者の主導権、エージェントが企業のウェブサイトや API、企業のエージェントを通じて何をしているかを企業が把握できるようにすることを目的とする。
利用者はエージェントに与えるアクセスの範囲を決め、企業はエージェントにできることの条件を定める。
エージェントはまず企業のウェブサイトで、提供内容と接続方法を見つけ、利用者の代理としてセッションを開始する。在庫の確認や返品条件の質問ならゲストのまま進められる。
アカウントが必要な作業では、利用者が企業のページでサインインするか、エージェントに設定済みの認証情報を使う。読み取りだけを許すか、書き込みも許すかは利用者が選ぶ。
セッションは認可の標準規格 OAuth の上に構築し、サインイン前の質問とサインイン後の注文変更を1回の利用として扱う。
その後の経路は企業が選ぶ。通常のウェブページを操作させる方法、MCP や OpenAPI などの標準に基づく API で接続させる方法、保証請求のように会話が必要な手続きを企業自身のエージェントに担わせる方法がある。
Sierra は今月中に v0.1 の仕様を公開し、関心のある企業との設計ワークショップや、開発者向けの参照実装の公開も予定する。
今後の拡張の候補として、特定の操作ごとの細かな権限設定、フライトの遅延や注文の発送をエージェントに知らせるプッシュ通知、クレジットカード情報を共有せずに購入を完了できる決済機能を挙げている。
Meta は同日、負荷の急増や不正利用、責任の所在、顧客との関係を懸念し、個人向けエージェントをウェブサイトで遮断する企業があることに触れた。
同社はエージェントを断ることはその背後にいる顧客を断ることだとし、企業と協力して懸念に対処したいとしている。Meta は自社のエージェント「Muse」と「Meta Business Agent」でこの取り組みに参加する。
via Sierra、Meta