Agentic AI Foundation、AIエージェント連携のオープン標準を確立へ The Linux Foundation傘下、MCPやA2A議論

 米The Linux Foundation(ザ リナックスファウンデーション)傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)は8月25日、記者発表会を開き、AIエージェントの相互運用性や標準化を推進するグローバルの取り組みを説明した。AI大手各社から寄贈を受けた「MCP」や「Agent2Agent(A2A)」「goose」など六つのプロジェクトが進行していると明らかにした。

 AAIFは2025年12月の設立で、250社が参加。日本企業も加わっているほか、国内では3人のアンバサダーが活動する。AAIFではAIエージェントに関するオープンスタンダード技術の実現に向け、中立的な受け皿を標榜。実装を想定した技術課題やガバナンスの考え方などテーマ別にワーキンググループで議論し、標準規格を開発する。

 ザ リナックスファウンデーションは「Linux」「Kubernetes」「PyTorch」を通じてオープンガバナンスに取り組んできた。AIエージェントの実装においてもオープンスタンダードがなければ個別開発が必要になり、システムの分断や特定企業への依存が起こるとして、「クローズドなエージェンティックシステムでは誰も勝てず、オープンソースとオープンスタンダードこそが唯一の道だ」(AAIFのマジン・ギルバート・エグゼクティブディレクター)とする。

 


米The Linux Foundation

福安徳晃 日本担当 バイスプレジデント

 9月10、11両日には東京でカンファレンスを開催する。日本企業がAAIFに参画する意義について福安徳晃・日本担当バイスプレジデントは、完成した国際標準に後から対応するのではなく、策定段階から関与することで、競争力の源泉となるデータの価値創造に集中できると強調した。
(春菜孝明)