Meta、2027年春発売の「Meta VR Glasses」を発表 AIエージェント「Muse」やAIグラス100種類以上も披露 | AppBank

2026
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Meta Connect 2026イベントのキーノート用ロゴ看板Meta Connect 2026イベントのキーノート用ロゴ看板

Metaは9月24日、米国時間9月23日に開催した「Meta Connect 2026」の発表内容をニュースルームで公開しました。

今回の発表では、パーソナルAIエージェント「Muse」の機能拡張、Ray-Ban、Oakley、Meta Glassesの各ブランドによるAIグラスのラインナップ拡充、そして新型VRデバイス「Meta VR Glasses」の3本柱が中心となっています。Meta VR Glassesは2027年春に発売される予定で、価格は1,299.99米ドル(日本円価格は未定)です。

目次

パーソナルAIエージェント「Muse」がリアルタイム対応に進化

Museは9月8日(米国時間)に発表されたパーソナルAIエージェントで、MuseアプリやWhatsApp経由で対話しながらタスクを代行してくれる仕組みです。Meta Connect 2026では、このMuseをさらに発展させる複数の新機能が発表されました。

Muse Realtime Voice・Muse Realtime Avatar

新たに搭載される音声モードでは、長時間の会話を続けながらMuseがバックグラウンドで作業を進められるようになるということです。「より速く」「特定のアクセントで」といった指示でMuseの声を変えることも可能になるとしています。

さらにMeta Superintelligence Labsは、音声を表現力豊かなアバターに変換する技術「Muse Realtime Avatar」を発表しました。参照画像を基に、写真の人物やイラスト、動物やオブジェクトまで、会話に応じて自然な表情や動きを生成できるとのことです。

Muse Charm

手に持たれたMuse Charmデバイスと表示されているキャラクター手に持たれたMuse Charmデバイスと表示されているキャラクター

Museとの会話を楽しむための専用デバイス「Muse Charm」も紹介されました。リアルタイム音声モデルを搭載したポケットサイズの端末で、詳細は今年後半に発表される予定です。

コネクター拡充とMac対応

MuseはShopifyにくわえ、Walmart、Best Buy、American Eagle Outfitters、DICK’S Sporting Goods、Fanatics、Gap、Michael Kors、Sephora、Ulta、Wayfairとの連携が追加され、決済にはShop PayとPayPalが利用できるようになります。

旅行計画のExpedia、買い物のInstacart、業務効率化のNotion、Granola、GitHub、Boxとの連携も進む予定です。

Mac版のMuseも利用可能になり、許可を与えることでMac上のアプリ操作をMuseに任せられるようになったということです。なお、日本におけるMuseの提供時期は現時点で未定となっています。

AIグラスが過去最大の100種類以上に拡充

Metaは、Ray-Ban、Oakley、Meta Glassesの3ブランドで、年末までに100種類以上のAIグラスを展開すると発表しました。

Ray-Ban Meta Audio

Ray-Ban Meta Audio Clubmasterモデルのサングラスと充電ケースの商品写真Ray-Ban Meta Audio Clubmasterモデルのサングラスと充電ケースの商品写真

初のオーディオグラスとなる『Ray-Ban Meta Audio』が発表されました。重さ43グラムの軽量フレームに、イヤホン相当の音質とAI機能を統合しているということです。ClubmasterとBurbankの2スタイルで、23通りのカラー・レンズ組み合わせが用意され、バッテリー駆動時間は最大12時間、付属の充電ケースを使うとさらに48時間追加できるとしています。

価格は349米ドルからで、9月23日より予約受付が始まり、米国時間10月13日から出荷される予定です。日本での発売は2027年を予定しているとのことです。

Ray-Ban Meta (Gen 3)

黒いAviatorフレームのRay-Ban Meta (Gen 3)のプロダクト写真黒いAviatorフレームのRay-Ban Meta (Gen 3)のプロダクト写真

黒いZenaフレームのRay-Ban Meta (Gen 3)のプロダクト写真黒いZenaフレームのRay-Ban Meta (Gen 3)のプロダクト写真

世界的に販売数が多いAIグラスの新モデル『Ray-Ban Meta (Gen 3)』は、より薄いデザインとバッテリー持続時間の延長を実現し、Meta AIに素早くアクセスできるアクションボタンを新搭載しています。

新たにAviator、Zenaの2フレームがくわわり、Wayfarerと合わせたラインナップとなっています。

バッテリーはGen 2より1時間長い最大9時間で、6マイクアレイにより背景ノイズを90%以上カットできるとしています。

449米ドルから、米国では9月23日より販売が始まっています。

Meta Glassesの新スタイル

Meta Glassesには新フレーム「Meta Capri」「Meta Nova」がくわわり、Kylie Jennerとのコラボモデルに新色Ivory、国際的アーティストLISAとの新コラボモデルも登場します。

アイボリーカラーのMeta Glasses by Kylie Jennerの製品写真アイボリーカラーのMeta Glasses by Kylie Jennerの製品写真

LISAコラボレーションモデルのMeta Glassesの製品写真LISAコラボレーションモデルのMeta Glassesの製品写真

アイボリーカラーのMeta Glasses Capriのプロダクト写真アイボリーカラーのMeta Glasses Capriのプロダクト写真

手頃な価格帯の「Meta Adventurer」や、発売時はMeta Labストア限定となる「Meta Fury」も用意されるとのことです。

米国では「Mix & Matchプログラム」でフレーム・レンズ・ケースの色を自由に組み合わせられますが、日本では未対応となっています。

Meta Glassesはシンガポール、韓国、メキシコ、アラブ首長国連邦で販売が始まり、ブラジルでも近日発売予定です。

Meta Ray-Ban Displayが新たに5市場へ

ディスプレイ搭載グラス『Meta Ray-Ban Display』は、イギリスとカナダで9月23日より販売が始まり、フランス・イタリア・ドイツでは同日に予約受付を開始、米国時間10月13日から正式に発売される予定です。

米国でもオンライン注文が新たに可能になりました。

自転車・公共交通機関のナビゲーションや、写真のようなリアルタイムアバターで通話できる「ホログラム」機能も追加されるとしています。

日本での展開は現時点で未定です。

新型VRデバイス「Meta VR Glasses」を発表

Metaが10年以上にわたるVR開発の集大成として発表したのが『Meta VR Glasses』です。シネマ・ワークスペース・ゲーム機の機能を1台に収めたグラス型デバイスで、2027年春に1,299.99米ドル(日本円価格未定)で発売される予定です。

黒いフレームのMeta VR Glassesのプロダクト写真黒いフレームのMeta VR Glassesのプロダクト写真

重さは約100グラムで、Meta Quest 3の5分の1の軽さだということです。本体とは別に、バッテリーとプロセッサーを搭載した「パック」をベルトやポケットに装着する2パーツ構成を採用し、顔にかかる負担を抑えているとしています。

Meta VR Glassesのグラス本体と計算ユニットを接続した製品写真Meta VR Glassesのグラス本体と計算ユニットを接続した製品写真

主な仕様

ディスプレイはmicro-OLEDパネルを使った5K Infinite Displayで、片目あたり2412×2288ピクセル、37ppd(1度あたりのピクセル数)という高精細な表示が可能です。

リフレッシュレートは最大120Hz、視野角は水平70度・垂直66度となっています。

プロセッサーにはQualcomm製の新型Snapdragon Reality Elite(XR2 Gen3)を採用しています。

パック側にはRAM12GB、ストレージ128GBを搭載し、microSDカードで最大1TBまで拡張可能です。

バッテリーは1回の充電で最大3時間の再生に対応し、45W USB-C急速充電を利用できます。

操作はコントローラー不要のアイトラッキングとハンドジェスチャーに対応し、認証には虹彩認証の「Eye Unlock」が使われています。

別売りのTouch Plusコントローラーやすでに所持しているQuest 3・3S用コントローラーも利用できるとのことです。

ワークスペースとエンタメ機能

Surfaceキーボード機能により、テーブルなどの平面をキーボードやタッチパッドとして使えるほか、Mac・Windows PCを無線接続してマルチディスプレイのワークスペースを構築することも可能です。フルカラーのパススルー機能で、作業中も手元やキーボードを確認できるとしています。

エンターテインメント面では、IMAX Enhanced認証を取得した初のVRデバイスとして、Disney+やYouTube、Prime Videoなどのアプリを日から利用でき、フォトリアリスティックな自分の分身で通話できる「ホログラム」機能も、Meta VR Glasses発売時の2027年春から利用可能になる予定です。

日本は、米国・英国・カナダ・ドイツ・フランスなどと並ぶ13の直販・実店舗展開国のひとつに含まれています。

Meta VR Glasses製品トレーラー

Meta VR Glasses・Meta Quest向けの新作タイトル

Meta VR GlassesとMeta Questに向けて、多数の新作・アップデートタイトルが発表されました。

『Beat Saber』:新モード「Flux」でリズムゲームが進化

Beat Saberの新プレイ方法「Flux」でのハンドジェスチャー操作の様子Beat Saberの新プレイ方法「Flux」でのハンドジェスチャー操作の様子

『Beat Saber』は2027年春、公式リリース以来最大のアップデートを予定しています。

新モード「Flux」は、両手をハンドトラッキングで武器のように使い、手のひらの間でエネルギーを操ってノートをスライスする新しい遊び方だということです。

Jolt Energyを溜めることでボーナススコアも狙えるとしています。

ソングリストはLindsey Stirling、Teminite、DragonForce、Haywyre、Camellia、Boom Kittyなどを含む35曲でスタートする予定です。

キャンペーンモードの刷新や、初となる進行・報酬システム、コントローラー不要の全モードプレイにも対応するということです。

『Dragon Grove』:ドラゴンと育てる3Dパズル

ゲーム『Dragon Grove』のキービジュアルで、森の背景に緑色のドラゴンとロゴが表示されている。ゲーム『Dragon Grove』のキービジュアルで、森の背景に緑色のドラゴンとロゴが表示されている。

『Dragon Grove』はドラゴンと一緒に葉や芽、花を組み合わせて解く3Dパズルゲームです。

Meta VR Glasses向けにゼロから開発され、コントローラーを使わずドラゴンを撫でたり抱いたりできる仕様になっています。

開発・販売はSchell Gamesで、対応機種はMeta Quest 3以降、レベル数は200以上、価格は基本無料でアプリ内購入があるとしています。

発売は2027年春を予定しています。

『PAYDAY: Aces High』:シリーズ初のMeta Quest対応

強盗アクション『PAYDAY: Aces High』がMeta Quest 3およびSteam Frame/SteamVRに初登場します。

エリート強盗集団「The Aces」の一員として、単独または最大3人の仲間とともに銀行や美術館などを狙うという内容です。

マスターマインドの「Ace of Hearts」、ゴーストの「Ace of Clubs」、テクニシャンの「Ace of Diamonds」、エンフォーサーの「Ace of Spades」という4人のキャラクターが登場するとのことです。

10月19日からオープンプレイテストが始まり、参加者には正式リリース時に限定マスクが付与されるということです。

正式版は2026年内の発売が予定されています。

『Hot Dogs, Horseshoes, and Hand Grenades 2』:人気シューティングの続編

物理演算シューティング『Hot Dogs, Horseshoes, and Hand Grenades 2』では、人格を持ったホットドッグとなり、巨大な施設を舞台に様々な銃火器で戦うことになります。

ランごとに武器を強化しながら進むローグライト要素や、射撃訓練用のレンジも用意されているということです。

Meta Quest 3・3S向けに11月12日発売予定で、事前予約では10%オフになるとしています。

『Phoenix Wright Ace Attorney: Dual Destinies VR』:逆転裁判シリーズ初のVR化

ゲーム『Ace Attorney VR Dual Destinies』のキーアートで、法廷を背景に3人のキャラクターが描かれている。ゲーム『Ace Attorney VR Dual Destinies』のキーアートで、法廷を背景に3人のキャラクターが描かれている。

人気シリーズ「逆転裁判」が初めてVRに登場します。

『Phoenix Wright Ace Attorney: Dual Destinies VR』では、成歩堂龍一、王泥喜法介、希月心音の3人の弁護士を演じ、ハンドトラッキングで証拠を提示したり、音声認識で「異議あり!」と発したりしながら法廷バトルを進める内容です。

開発・販売はAmata K.K.(カプコンライセンス)で、対応機種はMeta Quest 3/3S、Quest Pro、Quest 2、対応言語には日本語も含まれています。

発売は2027年を予定しています。

『Tetris® Effect: Mixed Realities』:ハンドトラッキングで遊ぶテトリス

ゲーム『Tetris Effect: Mixed Realities』のキービジュアルで、手元から発光するテトリスのブロックが描かれている。ゲーム『Tetris Effect: Mixed Realities』のキービジュアルで、手元から発光するテトリスのブロックが描かれている。

名作パズル『Tetris Effect』をベースにした『Tetris® Effect: Mixed Realities』が、Meta VR Glasses向けに新たな体験として登場します。コントローラーを使わず、手でテトリミノを操作できるほか、部屋の形状を活かした照明やエフェクトで空間全体が変化する仕様だということです。2027年の登場が予定されています。

『Two Point Hospital』:人気経営シムがVR化

ゲーム『Two Point Hospital』のキービジュアルで、VRヘッドセットを着用した2人のキャラクターと病院の背景が描かれている。ゲーム『Two Point Hospital』のキービジュアルで、VRヘッドセットを着用した2人のキャラクターと病院の背景が描かれている。

受賞歴のある経営シミュレーション『Two Point Hospital』がVR向けに登場します。病院を経営しながら奇妙な病気の患者を治療していく内容で、Meta Quest 3・3S向けにコントローラー不要のインターフェースを、Meta VR Glasses向けにはハンドトラッキングを採用しているとのことです。

『Dice Throne Digital』:人気ボードゲームがクロスプレイ対応で登場

VRボードゲーム『Dice Throne Digital』のキービジュアルVRボードゲーム『Dice Throne Digital』のキービジュアル

10年以上愛されているボードゲーム『Dice Throne』のデジタル版『Dice Throne Digital』が、2027年初頭に基本無料で登場します。ヒーローを操りサイコロで能力を発動させる対戦形式で、Meta Quest 3・3S、Meta VR Glasses、モバイル、PCの間でクロスプレイに対応するということです。

『Cardmada』:海賊船を操る戦略カードバトル

VRカードバトルゲーム『Cardmada』のキーアートVRカードバトルゲーム『Cardmada』のキーアート

『Cardmada』は、不思議の国をモチーフにした世界で海賊船を操るタクティカルカードバトルです。手と視線での自然な操作を前提に設計され、ポーカーのようなカードの組み合わせで大砲攻撃を発動できるとしています。Meta VR GlassesおよびMeta Quest 3・3S向けに近日登場予定です。

『Story of Seasons: Your Wonderful Life』:牧場シリーズが複合現実に

人気牧場シリーズ『Story of Seasons: Your Wonderful Life』が、複合現実(MR)タイトルとして初登場します。

作物の世話や牛・羊の飼育、街の住民との交流など、農場での暮らしを一人称で体験できる内容で、牛の乳搾りや羊の毛刈りといったミニゲームもすべてハンドトラッキングで操作できるとしています。

開発はMarvelous Inc.とGrounding Inc.、発売元はMarvelous Inc.です。

価格・対応言語・発売日はいずれも未定となっています。

『Supernatural』:フィットネスアプリがこの秋に復活

人気フィットネスアプリ『Supernatural』が、これまでのポイントやバッジを保持したままこの秋にMeta Horizon Storeへ復活する予定です。高精細な新環境やワークアウト、音楽が追加されるとのことです。Meta VR Glassesではローンチタイトルとしても提供され、実在のロケーションをより高精細に再現するとしています。

オリジナル映像シリーズ『Open Season』

Metaのオリジナルコンテンツシリーズ「Meta Presents」の第1弾として、NBA王者ドレイモンド・グリーン選手を追ったドキュメンタリー『Open Season』が発表されました。2025-26シーズンを通じてセラピストのキャリー・ヘイスティングス博士と向き合う様子を、立体視180度のVR映像で撮影しているということです。

Skydance SportsとThe New Media、Metaが共同製作を手がけ、全6話構成、各話20〜30分で、9月29日にMeta Quest向けTVアプリで配信される予定です。

Meta Connect 2026の発表内容全体は、Metaのニュースルームで確認できます。