前ウクライナ国防相のミハイロ・フェドロフ氏(写真:ロイター/アフロ)
[ロンドン発]今年7月にウクライナ軍首脳と対立し国防相を更迭されたばかりのミハイロ・フェドロフ氏が8月28日、イタリアのグイド・クロゼット国防相直属の防衛イノベーション担当顧問に就いたと発表した。
更迭後に目指していた「民間防衛テック起業家」
戦時国の元閣僚が北大西洋条約機構(NATO)主要国の国防顧問に起用されるのは珍しい。
これに先立つ8月22日、フェドロフ氏はウクライナの防衛関連スタートアップへの投資を呼び込むベンチャーファンドの運営、「民主主義への回帰」を目指すシンクタンクや市民活動の立ち上げ、大学での講義にも取り組む意向を明らかにしていた。
ロイター通信(9月1日付)によると、米ソフトウエア企業パランティア・テクノロジーズのアレックス・カープCEO(最高経営責任者)がフェドロフ氏の防衛スタートアップの主要投資家になる。ウクライナのデジタル革命とフェドロフ氏にパランティアは深く関与してきた。
フェドロフ氏は7月に国防相を更迭されてから、防衛スタートアップへのベンチャーキャピタルや米ビッグテック企業からの出資獲得に取り組んでいる。フェドロフ氏は民間防衛テック起業家として西側の資本・技術を結集させようとしている。