2026年8月26日(現地時間)、NVIDIAよりクリエイターおよび3D開発者向けの最新グラフィックスドライバー8月版 NVIDIA Studio Driverがリリースされました。
NVIDIA Studio ドライバーは、アーティストやクリエイター、3D 開発者がクリエイティブアプリケーションを使用する際に、最適なパフォーマンスと高い信頼性を得られるよう設計されています。高い信頼性を確保するために、Studio ドライバーは複数のクリエイティブアプリケーションを組み合わせたワークフローや、主要な3DCG・映像制作アプリケーションの複数バージョンを対象に、広範なテストが実施されています。
今月のアップデート内容
今回のStudioドライバー更新では、Adobe LightroomのAI新機能のサポートに加え、動画生成AIやAIアニメーションモデル(LTX-2.5、WAN-Animate-2、MiniMax-H3)のパフォーマンス最適化、複数のゲームおよび各種クリエイティブ用途における不具合修正が含まれています。
Adobe Lightroom / Lightroom Classic
デスクトップ版「Lightroom」および「Lightroom Classic」の最新アップデートに対応しました。
選択範囲を滑らかに調整する「ぼかし(Feather)」や「エッジAI(Edge AI)」スライダーをはじめとする新たなAIエフェクト機能がスムーズに利用できるよう最適化されています。

最新の8月アップデート
生成拡張を使用した写真の拡張:「生成拡張」を使用すると、写真のフレームを広げ、元の写真と自然になじむコンテンツで新しい領域を埋めることができます。新しいコントロールによるマスクの微調整:新しい「ぼかし」スライダーと「エッジ」スライダーを使用することで、マスク処理時のコントロール性、クリエイティブな効果、そして滑らかな移行(グラデーション)を実現できます。新しくサポートされたカメラの写真の編集:サポートされているカメラプロファイルの一覧から、新しく追加されたカメラをご確認ください。新しいレンズのサポート:サポートされているレンズプロファイルの一覧から、新しく追加されたレンズを確認できます。
より詳しい情報はこちらから
LTX-2.5
LTXの最新の動画生成AIモデル「LTX-2.5」は、テキスト・画像・動画を入力として、同期した映像と音声を生成するオープンウェイトのモデルです。
この最新モデルでは、RTX GPU上でのNVFP4フォーマットがサポートされました。これにより、従来の精度を維持しながら処理速度が最大で20%高速化し、VRAMメモリ消費量が40%削減されています。
詳細は以下の記事をご覧ください。
WAN-Animate-2
ComfyUIのRTX GPU向けに最適化された、エンドツーエンドのキャラクターアニメーション機能が追加されました。
Wan-Animateは、WANチームが開発したキャラクターアニメーションとキャラクター置き換えを1つにまとめたフレームワークです。演者の動画をもとに任意のキャラクターを動かし、演者の表情と動きを正確に再現した動画を生成することができます。
MiniMax-H3
MiniMax H3は、テキスト・画像・動画・音声を「ひとつの文脈」として読み込み、最大15秒・2K解像度・ネイティブステレオ音声付きの動画を生成することができる、Hailuo 01、Hailuo 02に続くMiniMaxの第3世代動画生成モデルです。
この高品質なオムニモーダル(マルチモーダル)動画モデルは、RTX GPU向けのComfyUIアクセラレーションに対応しています。
詳細は以下の記事をご覧ください。
修正リスト
アプリケーション関連
DOOM: The Dark Ages & インディ・ジョーンズ/大いなる円環: DLSS Frame Generation(フレーム生成)を3倍以上に設定した際、フレームレートが垂直同期(V-SYNC)の上限を超えて動作してしまう問題が解消されました。The Outer Worlds(アウター・ワールド): R595およびR610系ドライバーへの更新後、ゲームプレイ中にテクスチャのチラつき(フリッカー)が発生する場合がある問題が修正されました。ASUS Armoury Crate: R590系ドライバーの使用時に「GameVisual」のカラープロファイルが正常に適用されない現象が解決されました。Chief Architect: GeForce RTX 4000シリーズのグラフィックボードを搭載した環境において、ドライバーバージョン「610.47」使用時にアプリがクラッシュする問題が修正されました。Claude Desktop: ドライバー側が「Claude Desktop」アプリを誤って3Dアプリケーションとして検知してしまう問題が修正されました。Tycho Tracker: 2GBを超える個別のOpenCLバッファを作成できない症状が解消されました。
全般的な修正項目
32-bit DirectX 12 アプリケーション: 一部の特定の状況において、32ビット版DirectX 12アプリの動作中にドライバーがクラッシュする問題が解決されました。ダウンロード
以上の新機能サポートとバグ修正を含んだ最新の「NVIDIA Studio Driver 616.56」は、現在ダウンロード可能です。ドライバーの更新は、各種アプリケーションの安定動作のために推奨されています。
※環境のクリーンインストールを行いたい場合は、NVIDIA アプリのインストールオプションから選択するか、既存のドライバーを削除してから適用してください。