
RAY-BAN META WAYFARER – GEN 2(筆者撮影)
ふと目にとまった景色や日常の何気ない瞬間を、サッと記録できたら便利ですよね。でも、バッグからスマホを取り出しているうちに、シャッターチャンスを逃した経験がある人も多いはずです。
AIグラス「Ray-Ban Meta」(レイバン メタ)は、そんなストレスを解消してくれる製品。見た目はレイバンのサングラスや眼鏡そのものですが、フレームカメラやスピーカーが搭載されていて、AIアシスタントが利用可能。自分が見ているままの視点で、写真や動画をハンズフリーで撮影できます。
Facebookを運営するMetaと、レイバンやオークリーなどのブランドを傘下に持つエシロールルックスオティカが共同開発したもので、シリーズには「Ray-Ban Meta」のほか「Oakley Meta」もラインアップされています。米国では2023年に発売されて話題を集めてきましたが、日本でも2026年5月から購入できるようになりました。レイバンの直営店やオンラインストアに加え、眼鏡専門店など取り扱い店舗も広がってきています。
レイバン定番の「Wayfarer」のスペックと着け心地をチェック
筆者が試したフレームは、レイバンでは定番の「Wayfarer」で、バッテリー駆動時間は最大8時間、3K Ultra HDの動画撮影に対応する第2世代「Gen 2」と呼ばれる製品。価格は7万3700円です。デザインはこのほか、丸みのある「Headliner」やクラシカルな「Skyler」、度付きレンズ対応の「Blayzer Optics」「Scriber Optics」などがあり、カラーも選ぶことができます。
重さは実測値で51gほど。実際に着けた感覚は、普段使っている眼鏡やサングラスよりやや重いですが、ゴツ目のフレームが好きな人なら気にならないレベルといった感じでしょうか。
ハンズフリー撮影でSNS映えするクオリティーがVlogに良さそう
写真や動画はテンプルにあるボタンを押して撮影するほか、Meta AIに「Hey Meta」と話しかけてハンズフリーで、シャッターを切ることもできます。1200万画素の超広角カメラを搭載し、動画は最大3Kまで撮影可能。実際に撮影してみると色味も自然で、そのままSNSに投稿しても違和感のないクオリティー。自分が見ている景色をそのまま、写真・映像として残せるのが魅力です 。ただし、撮影できる写真や動画は縦長が基本。画角も広めに固定されているため、構図にこだわることはできません。
撮影以外にも、目に入った植物について「これはなんという花?」と聞いたり、道路標識の意味を教えてもらったり、外国語のメニューを翻訳してもらったり、食品の成分表示について詳しく解説してもらうこともできます。自分の見ているものをカメラを通してAIに共有することで、何でも質問ができるのが、このデバイスの最大の特徴。普段でもそうですが、たとえば言葉が分からない海外などでは、さらに便利に使えると思います。
便利な翻訳機能や、スマホへの着信読み上げ機能もあり
海外で役立つ機能としては、ほかにもライブ翻訳機能があり、スマホのアプリを操作して、現地の人とコミュニケーションできます。具体的には相手の話した言葉が日本語に翻訳され、音声で聞けるというもの。こちらの話した内容は、アプリの画面に相手の言葉で表示される仕組みです。
ほかに、スマホの通知を音声で聞くこともできます。事前に設定していれば着信があったとき、誰からの電話かを音声で教えてくれて、AIに話しかけるか、フレームにあるタッチパッドに触れて、電話に出ることができます。Facebook Messengerにメッセージが届いたときも、誰からのメッセージかや、その内容を読み上げてくれます。ただしこの機能に対応するアプリはMessengerのほか、Facebook、Instagram、WhatsAppとなっていて、今のところLINEなどでは使えません。
バッテリー持続時間は本体だけで最大8時間。付属ケースが充電器を兼ねているため、使い終わったらケースにしまっておくだけで自動的に充電されます。ケースと合わせれば最大48時間分の使用が可能で、実際にときどきケースにしまいながら使う感じだと、2、3日の旅行期間中、電源につなぐことなく使い続けることができました。
自分の見たままに写真や動画が撮れて、目にしたものについてAIにいろいろ聞けるのは、使ってみるとかなり便利です。聞いても答えられないことがあるなど、AIとしては発展途上ではあるものの、旅行のときなどは楽しい相棒になってくれます。プライバシーへの配慮が必要なため、公共の場など使用がためらわれるシーンもありますが、Vlogなどには最適なツールではないでしょうか。