公開
2026年07月31日 15時57分
米OpenAIは7月29日(現地時間)、学術研究者に同社の最上位モデルへの無料アクセスを提供するプログラム「ChatGPT for Academic Researchers」を始めると発表した。今夏に1万人への提供を始め、2027年までに10万人規模へ拡大する計画だ。日本でも東京大学、京都大学、東京科学大学、早稲田大学、慶應義塾大学など15の大学が対象機関となっている。

日本の対象大学リスト(出典:OpenAIの公式Webサイト)
対象は科学・数学・工学分野の研究者。「Pro」「Enterprise」プラン限定で利用できる「GPT-5.6 Sol Pro」を含む最上位モデル群を、ChatGPTや「ChatGPT Work」、コーディングエージェント「Codex」で利用できる。「GPT-5.6 Sol」は数学ベンチマーク「FrontierMath Tier 4」で「Claude Fable 5」に次ぐ性能を示し、生物学ベンチマーク「GeneBench Pro」では業界最高の性能とされる。
企業向けプランと同等のプライバシー保護機能が備わっており、デフォルトではデータはモデルの学習に使われない。
OpenAIによると、毎週約130万人が高度な科学・数学の用途でChatGPTを利用している。特に数学分野では、ChatGPTの貢献を認める論文が直近3カ月で2倍以上になっているという。

論文投稿サイト「arXiv」の数学論文における、ChatGPTに関する謝辞の件数(出典:公式ブログ)
利用には対象となる研究機関に所属している必要がある。所属機関や研究内容などの情報をOpenAIに提供し、承認された研究者は、同じ機関から最大4人の共同研究者を招待できる。
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