Microsoftは米国時間7月27日、新しいエージェント型セキュリティシステム「Project Perception(プロジェクト パーセプション)」を発表した。併せて、ソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性分析に向けて設計されたサイバーセキュリティ特化型AIモデル「MAI-Cyber-1-Flash」を公開した。
Project Perceptionは、組織がセキュリティリスクを継続的に特定・評価し、低減できるようにする目的で開発された。セキュリティコンテキスト、特化型 AI モデル、自律型エージェントを組み合わせ、デジタル環境全体のリスクを継続的に特定・評価し、是正まで支援する。これにより、セキュリティチームが事後対応から、先を見据えたリスク低減に移行できるとしている。
同システムは、攻撃者に悪用される前に、侵害につながり得る経路や脆弱性を特定する「Red team エージェント」、検出内容を調査してセキュリティコンテキストを踏まえ、何が実質的なリスク化を判断する「Blue team エージェント」、そして是正措置を実行し、環境全体の防御を強化する「Green team エージェント」――の3種類の専門エージェントを連携させ、セキュリティ態勢を継続的に高めていく。
また、ソフトウェア脆弱性に対応するマルチモデルエージェント群である「Microsoft Security multi-model agentic scanning harness」(MDASH)に、MAI-Cyber-1-Flashを組み込んだことで、ベンチマークである「CyberGym」で96%を達成し、「Mythos」を12ポイント上回ったという。
さらに、同構成は、現在市場で提供されているMDASH構成と比較して、約50%のコスト削減を実現している。今後、Project Perceptionでは、ソフトウェア脆弱性のシナリオを超えて、さらに多くのセキュリティワークフローで MAI-Cyber-1-Flash を活用するとしている。
Project Perception は、8月3日にパブリックプレビューを開始する。