グーグルCEO、サンダー・ピチャイ。Bloomberg/Getty Imagesグーグル(Google)のフリーキャッシュフローが数十年ぶりにマイナスに転じた。AIへの投資コストがついに現実のものとなりつつある兆候だ。グーグルは設備投資の予測額を再び引き上げており、減速の兆しは見られない。
グーグル(Google)のAI投資拡大に伴うコストが、いよいよ現実の負担として表れてきた。
グーグルは22日(水・米時間)、設備投資の増加が続く中、第2四半期のフリーキャッシュフローがマイナス59億ドル(約9440億円、1ドル=160円換算:以下同)に転じたと発表した。

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市場調査会社アルファセンス(AlphaSense)によると、同社がフリーキャッシュフローのマイナスを報告するのは数十年ぶりのことだ。これはグーグルがAIデータセンターやハードウェアへ、いかに多額の資金を投じているかを示している。
グーグル、アマゾン(Amazon)、マイクロソフト(Microsoft)、メタ(Meta)はすでに今年の設備投資として7000億ドル(約112兆円)超を計画している。その額はさらに増加する一方だ。
グーグルは2026年通年の設備投資について、従来予測の1800億〜1900億ドル(約28.8兆〜約30.4兆円)から1950億〜2050億ドル(約31.2兆〜約32.8兆円)へと引き上げる見通しを示した。
グーグルの最高財務責任者(CFO)、アナット・アシュケナジ(Anat Ashkenazi)は、2027年の設備投資は「大幅に」増加する見込みだと述べた。
水曜日には、テスラ(Tesla)も2年超ぶりにマイナスのキャッシュフローを報告した。イーロン・マスク率いる同社もAIインフラへの投資を拡大している。
また、1年前と比べてこれらの資金がどこまで実効性を持つかという疑問もある。メモリチップの価格上昇などの要因によるインフレが生じており、設備増強のコストが高まっているとみるアナリストもいる。
総合的に見れば、グーグルが引き続き堅調な増収を報告する中でも、投資家はキャッシュフローがしばらくマイナス圏にとどまることを覚悟しているだろう。

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