人工知能(AI)を公共の利益のために活用したいと考えている人はいないだろうか? 実はそうした人を対象に、非営利団体(NPO)のミッションに「Claude」を取り入れることで、Anthropicが1年分の給与を支給する制度が始まっている。ただし、参加したいのなら今すぐ応募する必要がある。
この制度は6月に発表されたAnthropicの「Claude Corps」フェローシッププログラムで、若手の専門職人材1000人を提携先のNPOとマッチングさせて「AIの恩恵を全米各地のコミュニティに」もたらすことを目的としていると、同社はプレスリリースで述べている。このフェローシップは12カ月間フルタイムで、この期間は、同社がフェローに対し8万5000ドル(約1380万円)の給与を支払い、福利厚生も提供する。応募締め切りは米国時間7月17日だ。
フェローシップの仕組みと対象者
Claude Corpsプログラムの第1期は10月に100名のフェローでスタートする。翌2027年にはさらに2つの期間についてフェローを募集する予定だ。応募資格は、18歳以上でフルタイムの勤務経験が2年未満、かつ米国での就労許可を有していることだ。Anthropicは、参加のために転居が必要なフェローについては、同社が支援することもできると述べている。
プログラムの開始時には、Anthropicとプロジェクトのパートナーの1つのCodePathが主催する、Claudeに関する研修が実施される。Anthropicによると、フェローにはフルタイムの給与と福利厚生に加え、「CodePathのメンターからのサポート、Anthropicのスタッフが技術的な質問を受け付けるオフィスアワー、潤沢なClaudeトークン予算、受け入れ団体の責任者からの専門的な指導」が支給されるという。
提携団体は全米各地に点在し、YMCAやGoodwill Industriesのような大手NPOから、テキサス州に拠点を置き、カウンセリングとピアサポートを提供するSoundOffや、フロリダ州キーラーゴのReef Environmental Education Foundation(REEF)のような地域団体まで、多岐にわたる。退役軍人への支援、低所得層の学生に対する就職指導、超党派の経済イニシアチブ、貧困などで満足に食事が取れない食料不安への対策など、焦点を絞ったテーマを掲げている団体もある。
応募方法
Claude Corpsでは米国時間7月17日まで応募を受け付けている。Anthropicによると、この締め切りを過ぎたのちは、「それぞれ2027年1月と2027年8月に開始される、次の2つの期の応募を随時受け付ける」とのことだ。

提供:Anthropic / Elyse Betters Picaro / ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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