AnthropicがClaudeの性格調査結果を公開、「英語とロシア語ではエビデンスを求めがち」「日本語は偏り小さめ」「Sonnet 4.6は温かみがある」など – GIGAZINE

2026年07月14日 11時20分
AI


AnthropicがAIモデルの出力傾向分析結果を2026年7月13日に発表しました。分析対象は「Claude Sonnet 4.6」「Claude Opus 4.6」「Claude Opus 4.7」の3モデルで、モデルや言語によって温かさや簡潔さといった出力傾向の違いが生じることが明らかになっています。

How Claude’s values vary by model and language \ Anthropic
https://www.anthropic.com/research/claude-values-models-languages

Anthropicは30万9815件の会話サンプルを分析して「Claude Sonnet 4.6」「Claude Opus 4.6」「Claude Opus 4.7」の出力傾向の違いを調べました。Anthropicは出力傾向の違いを以下の4つの対立軸で表しています。

「尊重(Deference)」対「慎重(Caution)」:ユーザーの好みに配慮したり尊重したりする価値観と、責任ある指導や危害の軽減を重視する価値観の対比
「温かさ(Warmth)」対「厳格さ(Rigor)」:肯定的な応答を重視する価値観と、正確さや透明性を重視する価値観の対比
「深さ(Depth)」対「簡潔さ(Brevity)」:ニュアンスや批判的思考といった価値観と、簡潔さや順守といった価値観の対比
「素直(Candor)」対「実行(Execution)」:誠実さや透明性といった価値観と、結果重視や最適化といった価値観の対比

「Claude Sonnet 4.6」「Claude Opus 4.6」「Claude Opus 4.7」の出力傾向の違いを示した図が以下。Claude Sonnet 4.6はユーザーの好みを尊重した温かみのある応答が特徴で、Claude Opus 4.7は責任ある厳格な文章を生成する傾向にあります。


言語ごとの違いも観察されました。例えばヒンディー語やアラビア語では温かみのある応答が多い傾向にありましたが、反対に英語では厳格な回答が多くなりました。


ロシア語では厳格かつ簡潔な応答に偏っています。Anthropicによると英語とロシア語ではユーザーに対してエビデンスを求めがちだったとのこと。


日本語は偏りが小さめでした。


Anthropicによると、どの学習データがAIモデルの出力傾向の偏りに影響しているかは不明とのこと。Anthropicは今回の分析で得られた「出力傾向の違いを示す対立軸」を用いて「学習データがAIモデルの出力傾向に与える影響」や「出力傾向の違いが望ましいものなのか否か」の分析を進める姿勢を示しています。

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