Metaには、ユーザーの限界を試すのが得意なやり方がある。先週、同社はInstagramに新しいAI画像生成ツール「Muse Image」を導入したのだが、その仕様がなかなかに問題だった。
何が問題かというと、誰でも公開アカウントを元に画像を生成でき、ツールにユーザー名を入力するだけであなたの画像を作れてしまう、という仕組みだ。しかもこれがデフォルトでオン。あなたの同意など一切求めずに。
つまり、見知らぬ誰かに自分の「なりすまし画像」を作られたくなければ、自分で設定を切りに行かなければならない。いわゆる「オプトアウト」方式というやつで、勝手に登録されていて、嫌なら自分で断りを入れに行く、あのお馴染みの手口だ。
問題は、見知らぬ人があなたの顔を模した画像を、あなたの知らないところで作れてしまうことだ。本物そっくりの偽画像を生成するディープフェイクとも大差なく、まさにそこが映画・エンタメ業界を激怒させた点でもある。

当然、反発は大きかった。米国の俳優組合SAG-AFTRAは組合員および全ユーザーにオプトアウトを呼びかけ、すでにMetaに直接抗議していたタレントエージェンシーのCAAとも足並みを揃えた。
批判の声を受け、同社はわずか数日で方針を転換。金曜日には、ユーザー名をタグ付けすることで公開アカウントから画像を生成できる機能を停止した。
ただし、Metaが削除したのは「誰でもあなたをピンポイントで狙える」という最も目立つ部分だけ。公開コンテンツをAIツールで利用できるという、より広範な許可はデフォルトオンのまま継続している。
自分のコンテンツを管理したければ、Instagramの設定を開き、「共有と再利用」のセクションで投稿とリール向けのスイッチを個別にオフにする必要がある。
これはMetaによるコンテンツの無断利用として初めてのことでもない。同社はすでにFacebookとInstagramの公開投稿をAIモデルのトレーニングに使用しており、ヨーロッパではフランスのデータ保護機関CNILがその動向を監視し続けている。
デフォルトオンの侵襲的な機能を導入し、炎上を待ち、そして半分だけ撤回する–まさにMetaらしいやり口だ。
ソース:
Variety
この記事にはAIで生成された画像が含まれている場合があります。どの記事にも細心の注意を払っていますが、もし間違いを見つけたら、ぜひ教えてくださいね!