SpaceXAIは2026年7月8日、同社のAIモデルGrokの最新バージョンGrok 4.5をリリースした。
Announcing Grok 4.5, our first model trained specifically for coding and agents. It was trained with Cursor and offers frontier intelligence at leading speeds and cost efficiency.https://t.co/i8HpU7w64k pic.twitter.com/oBjGtTsoNc
— SpaceXAI (@SpaceXAI) July 8, 2026
Grok 4.5はコーディングをはじめ科学、工学、数学といった幅広い分野の知識を網羅したデータセットを用いて数万台のNVIDIA GB300 GPUを使用してトレーニングされた。トレーニングには同社が6月に買収したCursorの技術も併用されている。同社の実施したベンチマークでは、GPT-5.5、Opus 4.8といった他社のフロンティアモデルと同等のパフォーマンスを発揮しており、同社はGrok 4.5を「これまでで最もインテリジェントなモデル」と位置づけている。
同社が行ったDeepSWEによるベンチマーク結果(他社製品の数値は各開発元が公開しているシステムカードまたはベンチマークランキングから引用)。

コーディング能力では大型のコードベースの扱いに優れ、複数のリポジトリにまたがる長時間のタスクや数百のスキル、多様なツールを扱うことができる。1つのプロンプトで高度なアプリケーションを作成することも可能。
以下のプロンプトでアプリを作成した例:宇宙と太陽系の美しいシミュレーションを作成してください。調整可能な時間、リアルな動き、軌道、恒星などを備えた高速シミュレーションが必要です。three.jsを使用してください。HUDはスタイリッシュで、現代的なデザイン原則に準拠したものにしてください。

また、トークンごとのインテリジェンスに重点を置いて強化学習を施した結果、同等の主要モデルと比較してトークン効率が約2倍となり、タスクを半分以下のステップで解決できるうえ、トークン処理速度も上がっている。これにより利用価格も抑えられており、入力:2ドル/100万トークン、出力:6ドル/100万トークンと、同等モデルと比べて半分以下のコストで運用可能という。
Grok 4.5はGrok Build、Cursorの全てのプラン、およびAPIキーを取得してSpaceXAIコンソールで利用可能。Grok Buildではコーディング能力に加えて、Webサイトの調査やExcel、PowerPoint、Wordを使った高度な操作にも対応している[1]。
なお7月8日現在、Grok BuildとCursorではGrok 4.5を期間限定で無料での利用が可能となっている。詳しい利用法はドキュメントを参照。
[1] GrokのExcel、PowerPoint、Wordの利用にはプラグインが用意されている(Grok by SpaceXAI for Excel、Grok by SpaceXAI for PowerPoint、Grok by SpaceXAI for Word)。