MMORPG『The Elder Scrolls Online』、突如「開発ロードマップの見直し」を発表。早くもXBOX大規模レイオフの影響あらわに – AUTOMATON

ZeniMax Online Studiosは7月6日、MMORPG『The Elder Scrolls Online』のロードマップを見直すと発表した。今後の作業内容を検討したうえで、あらためて最新のスケジュールを発表するという。同日にはマイクロソフトによるXBOX部門の大規模なレイオフが実施されており、影響をうかがわせる告知となっている。

本作は、『The Elder Scrolls』シリーズの世界観を元にしたMMORPGだ。PC(公式サイト/DMM/Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/PS4/XBOX Series X|S/XBOX One向けに配信中で、XBOX/PC Game Pass向けにも提供中。なおDMM版は7月21日をもってサービス終了予定となっている(関連記事)。『The Elder Scrolls V: Skyrim』の約1000年前の世界を舞台とし、プレイヤーは広大なタムリエルを旅しながらキャラクターを育成し、仲間と共にクエストに挑んだり、PvPを楽しんだりできる。

『The Elder Scrolls Online』では、これまで「チャプター」として、年に1回の大型アップデートを通じてゲーム体験が拡張されてきたが、3か月ごとのシーズン制へと移行することが発表。シーズン0として「暁と黄昏」が4月2日に開幕しており、日本時間の7月9日からシーズン1が正式に開始予定となっている。年間を通じたアップデート予定のロードマップも公開されており、シーズン1では盗賊ギルドやシェオゴラスが登場する新ストーリークエストが追加予定。シーズン2ではソロダンジョンやスカイリムを舞台にした大規模なワールドイベントの実装などが予告されていた。

しかしZeniMax Online Studiosのコミュニティ・アソシエイトディレクターであるJessica Folsom氏は7月6日、本作の公式フォーラムにて、シーズン1以降のロードマップについて変更予定だと投稿した。なるべく早く具体的な詳細を伝えたいとしつつも、今後の作業内容を時間をかけて検討し、最新のスケジュールを確定したいと考えているという。シーズン1自体は予定通り7月9日に開幕する予定のようだが、その後の予定はいったん未確定の状況となっているようだ。

ロードマップ見直しの背景には、現地時間の7月6日に発表されたマイクロソフトの大規模なレイオフの影響があると見られる。発表では本会計年度内にXBOX部門全体で3200人規模のレイオフが実施予定とされており、すでに1600名は当日レイオフ済みであるという(関連記事)。マイクロソフト傘下の各スタジオに広く影響が出ているようで、ZeniMax Online Studiosで『The Elder Scrolls Online』のクエスト作成を手がけているKatherine Souza氏もSNSで「自分のチームの半分が削減された」と投稿している。人員削減の影響で、以前のロードマップ通りの開発が難しくなったのだろう。

マイクロソフトは昨年にも9000人以上に及ぶレイオフを実施しており、その際もZeniMax Online Studiosは影響を受けた(関連記事)。未発表の新作MMOのプロジェクトが中止になったと報告され、当時のスタジオ責任者の退任も発表。『The Elder Scrolls Online』にも大規模な変化が訪れると予告され、その後シーズン制の導入が発表された経緯がある。そうしていよいよシーズン1が始まるタイミングで、またも大規模レイオフが実施され、計画の見直しが伝えられたかたちだ。

今回の『The Elder Scrolls Online』のロードマップの見直しから、レイオフがさっそく現場の開発スケジュールに影響を及ぼしている状況もうかがえる。マイクロソフトは本会計年度にさらに人員整理を進める予定としており、さらなる影響も懸念されるところだろう。

『The Elder Scrolls Online』は、PC(公式サイト/Microsoft Store/DMM日本語版/Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/XBOX Series X|S/XBOX One向けに配信中だ。XBOX/PC Game Pass向けにも提供されている。 なおDMM版は7月21日をもってサービス終了予定。