ハラペーニョ、ガーリック、アボカド、チョコレート…AI関連のコードネームはまるで買い物リスト | Business Insider Japan

OpenAIは、ブロードコムと共同開発した初の先進半導体チップを「ハラペーニョ(Jalapeño)」と名付けた。OpenAIのサム・アルトマンCEO(左)。OpenAIは、ブロードコムと共同開発した初の先進半導体チップを「ハラペーニョ」と名付けた。Evelyn Hockstein/Reuters; iStock/Getty ImagesOpenAIのサム・アルトマンCEOだけがAIモデルやプロジェクトの命名に買い物リストからインスピレーションを得ているわけではない。OpenAIは、待望の先進チップの名称が「ハラペーニョ」だと発表した。「ハラペーニョ」「ガーリック」「ナノバナナ」など、思わず二度見するようなAIモデルやプロジェクトのコードネームを紹介する。

青果売り場を歩いているようにも聞こえるが、大手AI企業がリストアップしているのは、それよりももっと重要なものだ。

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OpenAI、メタ(Meta)、グーグル(Google)はいずれも、将来のAIモデルに関する、時に極秘扱いの計画に対して食べ物にちなんだ名称を使ってきた。OpenAIは、期待の高まる先進的な半導体チップにトウガラシの名前を付けている。

シリコンバレーが食べ物を連想させる名前を付けるのは、今に始まったことではない。グーグルはかつて、アンドロイド(Android)の各バージョンにさまざまなデザートの名前を付けていた。

AI企業やテクノロジー企業が使っている、食欲をそそる名前や、思わず笑ってしまうような名前を見てみよう。

OpenAI:ハラペーニョ

エヌビディア(Nvidia)に挑むとなれば、状況が「辛口」になるのも当然である。

OpenAIは2026年6月24日、ブロードコム(Broadcom)と共同開発した初の先進半導体チップを「ハラペーニョ(Jalapeño)」と名付けたと発表した。

「半導体チップはAI経済の基盤だ」とOpenAIは声明で述べた。

「自社でチップを開発することで、製品、AIモデル、インフラを一体で手がけられるようになる。これにより、AIの性能をさらに高め、より多くの人に提供し、利用の機会を広げられる」

We’ve designed and built our first AI chip: Jalapeño.

Designed from the ground up by OpenAI and brought to production with @Broadcom, Jalapeño is purpose-built for the LLM workloads powering ChatGPT, Codex, the API, and future agentic products.

Chips are foundational to the AI… pic.twitter.com/mHU7DaMMTi

— OpenAI (@OpenAI) June 24, 2026
OpenAI:ガーリック

The Informationによると、ChatGPTを開発したOpenAIは、新たな大規模言語モデル(LLM)に「ガーリック(Garlic)」というコードネームを付けた。ガーリックは、OpenAIが開発中の別のLLM「シャロットピート(Shallotpeat)」とは異なるモデルだ。

グーグル:ナノバナナ

グーグルは、コードネームを気に入りすぎて、そのまま正式名称にしたようだ。グーグルは2025年11月20日、ジェミニ(Gemini)に搭載するAI画像生成モデル「ナノバナナ・プロ(Nano Banana Pro)」を公開した。それ以前から社内ではこのモデルを「ナノバナナ」と呼んでいたが、このユニークな名称を公式名とはしていなかった。

メタ:アボカド

CNBCの報道によると、メタは将来の最先端AIモデルに「アボカド(Avocado)」というコードネームを付けた。ただし、マーク・ザッカーバーグCEOは、食べ物にちなんだ名前にこだわっているわけではない。

メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ(Meta Superintelligence Labs)は、一般公開したモデルを「ミューズ・スパーク(Muse Spark)」と名付けた。

ミューズ・スパークは、メタがAI戦略の抜本的な見直しに数十億ドルを投じて以降、初めて公開したモデルだ。メタはAIの学習用データを提供するスケールAI(Scale AI)に140億ドル(約2兆円)を投資し、共同創業者のアレクサンダー・ワン(Alexandr Wang)をAI部門の責任者として迎え入れた。

過去のコードネームには果物や野菜以外も

過去のコードネームにも、秀逸な名前が数多くある。

OpenAIがこれまで使ったコードネームの中でも、「ストロベリー(Strawberry)」は特に秀逸なものの一つかもしれない。これはAIモデル「o1」を指す名称として使われていた。この名称は、AIモデルが英単語「strawberry」に含まれる「r」が3つあることを正しく数えられず、インターネット上で話題になったニュースを意識して付けられたとみられる。ストロベリー以前には、「キュー・スター(Q*)」と呼ばれる秘密プロジェクトも存在した。

2025年には、イーロン・マスク(Elon Musk)が率いるxAIが、Grok-3の初期テスト版に「チョコレート(Chocolate)」という甘いコードネームを付けたこともある。

一方、フランスのスタートアップ、ミストラルAI(Mistral AI)の名前の付け方はまったく異なる方向に進んでおり、テスト用モデルのコードネームを「ジャガー(Jaguar)」としている。

アンソロピック(Anthropic)は、モデル群に「オーパス(Opus)」「ソネット(Sonnet)」「ハイク(Haiku)」と、異なる3種類の文学・音楽作品にちなんだ名前を付けた。最近では「ミュトス(Mythos)」と「フェイブル(Fable)」も加わった。ただし、両モデルは安全保障上の懸念を理由にアメリカ政府の命令で一時提供を停止した。その後、フェイブルは一般向けに提供を再開したが、より高性能なミュトスは審査を通過した一部の組織に限って提供されている。

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