Anthropic、「Claude Sonnet 5」を発表 ~「Opus 4.8」に迫る性能をリーズナブルな価格で【7月3日追記】(窓の杜)

【画像】各種ベンチマーク比較

 「Sonnet 5」は、これまででもっとも“エージェント的”な「Sonnet」モデルと位置付けられている。計画を立て、Webブラウザーやターミナルといったツールを使いこなし、数カ月前ならより大規模で高価なモデルが必要だったレベルのタスクを、自律的にこなせるという。

 性能は前世代の「Sonnet 4.6」を大きく凌駕。早期アクセスパートナーからも、前作「Sonnet 4.6」よりも“主体的”で、これまでは途中で止まっていた複雑な作業につきあたっても、ユーザーから明示的に指示される前に自ら出力をチェックし、タスクを完了できると評価されている。パフォーマンスを向上させるためトークナイザーをアップデート(「Opus 4.7」で実施したものと同等)した関係で、同じ入力でもトークンの消費が最大1.35倍程度に増える。ただし、8月31日までの導入価格により、「Sonnet 4.6」からの移行がおおむねコスト中立になるよう価格が設定されており(後述)、コスト性能比は圧倒的だ。

 また、「Sonnet 5」は努力(effort)レベルを調整することで、上位モデル「Opus 4.8」に迫るパフォーマンスを出せるのも魅力。コスト重視の場面だけでなく、パフォーマンスを重視したい場面も十分にカバーできる。

 そのほかにも、コンテキストウィンドウは100万トークンに対応。安全性についても、「Sonnet 4.6」より望ましくない挙動の発生率が全体的に低く、エージェント的な用途でより安全に使えるとしている。一方、サイバーセキュリティ関連タスクの遂行能力は、現行の「Opus」モデルよりも大幅に低いという。

 「Sonnet 5」は同日より、すべての「Claude」プランで利用可能。無料版と「Pro」では既定モデルとなる。「Claude Code」や「Claude Platform」(API)でも提供される。

 価格は100万トークンあたり入力3米ドル、出力15米ドルだが、8月31日までは導入価格として入力2米ドル、出力10米ドルで提供される。APIで指定するモデル名は「claude-sonnet-5」。

[2026年7月3日編集部追記]7月2日(米国時間)付で「Claude Sonnet 5」が「Microsoft 365 Copilot」でも利用可能となったことが発表された。現在「Copilot Cowork」と「Copilot in PowerPoint」に順次展開中だ。

窓の杜,樽井 秀人