頭のいい人はChatGPTを「資料作成」なんかに使わない。では、賢い人の“すごい使い方”とは? 〈再配信〉 | AIを使って考えるための全技術 | ダイヤモンド・オンライン

頭のいい人はChatGPTを「資料作成」なんかに使わない。では、賢い人の“すごい使い方”とは? 〈再配信〉Photo: Adobe Stock


読者の反響が大きかった記事を、一部編集し再配信します。(記事初出時の公開日:2025年10月1日)


AIが「使えるかどうか」は、人間側の「使い方」で決まります。

そう語るのは、グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなどを含む600社以上、のべ2万人以上に思考・発想の研修をしてきた石井力重氏だ。そのノウハウを、AIを使って誰でも実践できる方法として体系化したところ、多数の企業から講演・研修の依頼が殺到しているという。本稿では同氏の動画講座の発売を記念して、AIを使って「課題の解決策を考える方法」を紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)



AIを使って“解決策”を見つける「聞き方」

 AIを仕事に活用できるシーンは多々ありますが、業務の効率化や自動化だけに使うのは少々もったいない。新しいアイデアを考えるといった、「頭を使う作業」にもAIは活用できます。


 ただし、適当な聞き方をしても、質の良い回答は得られません。ロクでもない回答が返ってきてしまうときには、人間側の質問(プロンプト)が適切でないことがほとんどなのです。


 たとえば、課題の解決策を見つけたいときにおすすめなのが、技法その39「促進の要因」です。


 こちらが、そのプロンプトです。


<AIへの指示文(プロンプト)>

〈課題を記入〉という問題の解決に役立つ要素は何ですか? 異なる視点から、各分野の専門家として、詳細に可能性をリストアップしてください。


 課題に対して、どこから考えていいのか見当がつかないとき、すぐに諦めたりツールなどに飛びついたりするのではなく、まずは視点を変えて「課題を分析」してみてください。


 ただ、人の視点は悪気なく固定されるもので、変えようにも「どう変えたらいいのかわからない」となるのが普通です。先入観が、私たちの邪魔をします。


 その余計な先入観を、AIでとっぱらいます。

 技法「促進の要因」は、AIを使って各種の専門家を呼び出して様々な視点から課題を分析してもらい、解決に関わる要素を拾い上げてもらう使い方です。人間なら迷うところを、多面的な観点から課題分析してくれます。



「英会話教室を黒字化させる」ためのヒントを探してみよう

 では、実践してみましょう。

 扱うのは赤字経営の英会話教室。コスト削減だけが解決策のように思ってしまいがちですが、それでは根本的な解決にはなりません。競合と比較して潤沢な資金やリソースを持たない小規模事業者が採るべきは、一点突破のアイデアでしょう。その一点を見つけるために、現状課題の多角的分析から始めて、広範に可能性を拡げてみます。


<AIへの質問>

〈A市で3店舗を運営している英会話教室が、過去4年間、収支が赤字に陥っています。このままでは倒産、もしくは教室を閉鎖する必要があります〉という問題の解決に役立つ要素は何ですか? 異なる視点から、各分野の専門家として、詳細に可能性をリストアップしてください。


 課題解決を試みるときには「問題」や「未充足なニーズ」といった不満や未達部分に目が行きますが、まずは冷静な現状把握からスタートしましょう。


AIの回答はいかに?

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AIを使って考えるための全技術

AIを使って考えるための全技術

石井力重 著/加藤昌治 監修

<内容紹介>

問題の解決策やアイデア発想など。

よりよく「考える」ためのAIの活用技を教える本。

本書は、発想術の専門家である著者がこれまでに生み出してきた「発想の技法」を、AIで再現できるようにしたものです。本書で紹介する技法と、それぞれの「指示文」を活用すれば、AIから自らの知識や思考の枠を超えた素晴らしいヒントを得ることができ、思考の質が圧倒的に飛躍します。

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