データ・アプリケーション(DAL)は2026年6月30日、EDI/iPaaSデータ連携プラットフォームの新版「ACMS Cloud 2.0」をリリースした。生成AIがWeb APIの仕様を解析して推奨設定を自動生成する「Web APIリクエスト設定アシスタント(ベータ版)」などを追加している。また、データ加工の機能を強化し、ソート、グルーピング、重複データ除去などが可能になった。
データ・アプリケーション(DAL)の「ACMS」は、流通業の受発注データを業界標準プロトコルでやり取りするためのEDI(電子データ交換)と、iPaaSによるシステム/データ連携を一元化するデータ連携プラットフォームである。オンプレミス環境で動作する「ACMS Apex」と、SaaSの「ACMS Cloud」を提供している(図1、関連記事:DAL、EDI/iPaaSデータ連携クラウド「ACMS Cloud」をリリース)。
図1:EDI/iPaaSデータ連携プラットフォーム「ACMS Cloud」の概要(出典:データ・アプリケーション)
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EDI/データ連携に必要な機能を網羅する。業界標準の各種EDI通信プロトコル(JX手順、ebXML MS 2.0、AS2、SFTP、Web API)を実装するほか、EDIや業務システムで用いる主要フォーマットにデータを変換・加工する機能を備える。主なユースケースとして、社内外の受注・物流と基幹システムを連携させる用途を挙げている。
新版のACMS Cloud 2.0では、データ連携設定を生成AIで支援する機能を強化した。新機能の「Web APIリクエスト設定アシスタント(ベータ版)」では、Web APIの仕様を解析して推奨する設定を自動生成する。APIデータ連携を設定する作業効率が高まり、導入期間の短縮や設定ミスの低減につながるとしている。
前版ではベータ版だった「AIチャットボット」が2.0で正式版になり、回答精度が向上した。また、チャットで問題が解決できない際、新規の問い合わせに遷移するようになった。これにより、問い合わせのプロセスを効率化できる。
合わせて、データ加工の機能を強化している。ソート、グルーピング、重複データ除去などが機能に加わり、連携前後のデータ加工を柔軟に実施できるようになった。
DALは、社内システム連携(EAI)機能などを持たない「ACMS B2B」のユーザーに対して、既存の通信設定や変換定義を維持しながら上位製品のACMS Cloudへの移行を支援するサービスを用意している。移行のアセスメントから実際の移行作業までをトータルで支援するSIにも応じる。
ACMS Cloud 2.0の3つのプランと月額料金(税別)は以下のとおり。
Liteプラン:15万円から。EDIプロトコルを使ったライトなデータ連携向け。伝送回数上限:年間2万4000回
Standardプラン:30万円から。EDIプロトコルとWeb APIによるデータ連携向け。同:年間6万回
Enterpriseプラン:45万円から。EDIプロトコルとWeb APIによるデータ連携向け。同:年間12万回