「macOS 27 Golden Gate」の新機能──Siri AIからLiquid Glassの改良まで

またSafariは「パスワード」アプリとも連携し、脆弱または漏洩した可能性のあるパスワードを検出した場合、それらを安全なパスワードに更新する。

「ショートカット」アプリも大幅に強化されている。自然な言葉を使って自動化ワークフローを作成できるようになり、従来のように手動でアクションをつなぐ必要はなくなる。例えば、「会社を出たら到着予定時刻を計算して、それをペドロに送って」といった指示を出すだけで、「マップ」や「メッセージ」を組み合わせたアクションが自動的に構築される。

「カレンダー」でも自然な言葉でイベントを作成でき、連絡先や場所などの詳細情報も自動入力される。「Image Playground」も大きくアップデートされ、グーグルのGeminiによる画像生成技術を活用するようになった。よりフォトリアルな画像生成が可能になり、従来より自由度の高い表現に対応している。ただし利用には一定の制限があり、iCloud+の有料プランでは利用可能な生成回数が増加する。

見やすくなったLiquid Glass

Courtesy of Apple

AIがアップデートの中心ではあるものの、macOS Golden Gateは昨年の「macOS Tahoe」を発展させたアップデートでもある。Liquid Glassは、ユーザーインターフェイス全体の見た目を大きく変えたデザインだったが、macOS Golden Gateではその細部に改良が加えられている。読みにくさやメニューの煩雑さを指摘する声に応える形で、透明表現には新たに屈折効果が取り入れられた。背景がより隠されることで、前景のテキストも読みやすくなっている。透明度は、システム設定のスライダーから調整できる。

This video is about Apple-macOS-27-uniform-toolbar-260608Courtesy of Apple

アップルはmacOSのビジュアルを全体的に見直している。ツールバーは統一されたメニューデザインとなり、サイドバーはウィンドウの端まで拡張された。さらに、サイドバーのアイコンには再び色が付けられている。

ウィンドウ左上のコントロールボタンのデザインが全アプリで統一されたことも、歓迎したい変更だ。パフォーマンス面で、メモリ使用効率やCPU効率、描画性能が改善され、デスクトップの切り替えやMission Controlのアニメーションもより滑らかになっている。

(Originally published on wired.com, translated by Miranda Remington, edited by Mamiko Nakano)