米NVIDIAと中国Unitree、初の「オープン人型ロボット」参照設計を発表 年内出荷へ | 36Kr Japan

米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)は6月1日、同社開催の「GTC Taipei」にて、中国の人型ロボット(ヒューマノイド)メーカー「宇樹科技(Unitree Robotics)」と共同で、ヒューマノイド向け参照設計(リファレンスデザイン)「Unitree H2 Plus」を発表した。エヌビディアのフィジカル AI とロボティクス向けのプラットフォーム「Jetson Thor」およびオープン開発プラットフォーム「Isaac GR00T」をベースに構築されている。同デザインは研究機関向けに提供され、検証済みのハードウエアとオープンなソフトウエアスタックを組み合わせることで、ヒューマノイド研究の参入障壁を下げることを目指している。

同社によると、このリファレンスデザインは「身体」と「脳」を一体化した設計で、開封後すぐに利用できる。ハードウエアにはUnitreeのヒューマノイド「H2」および触覚センサーを備えた「Sharpa(シャーパ)」製の多指ハンド「Sharpa Wave」2基で構成され、全身の自由度は75に達する。演算基盤には、Blackwell GPUを搭載したエヌビディアの「Jetson AGX Thor」を採用する。(FP4演算性能2070TFLOPS、128GBメモリ)。ソフトウエアにはIsaac GR00T、ワークフロー、ヒューマノイド用モデル「GR00T 1.7」がプリインストールされている。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)、米アレン人工知能研究所(Ai2)、スタンフォード大学ロボティクスセンター、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などが先行採用するという。

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Unitreeによると、新型ロボットH2 Plusはエヌビディアの演算プラットフォームをベースに開発されており、従来モデルを上回る演算性能を備えるという。実際の製品は今年下半期(10月ごろ)に公開され、出荷される予定だ。一方、より小型で幅広い用途を想定した「G1」向けのリファレンスワークフローは、それに先立ち、開発者向けに共有プラットフォーム「GitHub」および「Hugging Face」で公開される見通しだ。

(36Kr Japan編集部)