Bloomberg/Getty Images2026年6月3日、ゴールドマン・サックスはAI分野を牽引するテック大手の設備投資(CAPEX)予測を更新した。ゴールドマン・サックスは、メタ、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットの4社による設備投資額の合計が2030年までに5兆ドル(約785兆円)を超えると予想している。その額の規模は、世界の主要国の国内総生産(GDP)を上回るほど巨大なものとなっている。
テック大手がAI分野につぎ込んでいる莫大な資金は、今後数年で世界有数の国々の経済規模に匹敵する額に達する可能性がある。

メタ、人員削減の理由を率直に説明…浮いた資金はAI投資に回す | Business Insider Japan
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は2026年6月3日、2025年から2030年までのハイパースケーラーのCAPEX(設備投資)予測を更新した。それによると、メタ(Meta)、マイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、アルファベット(Alphabet)のテック大手4社だけで、2030年末までの設備投資額の合計は5兆3000億ドル(約832兆円)に達する見通しだ。
国際通貨基金(International Monetary Fund:IMF)のデータによると、この額は日本やイギリス、インド、フランスを含む200以上の国・地域の国内総生産(GDP)を上回る規模だという。もしAI関連投資をひとつの国の経済規模に例えると、世界第4位の経済大国になる計算になる。
4社のAI支出は2030年までに日本のGDPを上回る
AI関連資金はさまざまな方法で調達されるだろうとゴールドマン・サックスは述べている。ただ今後のAIインフラ整備では、銀行融資や株式市場よりも、未公開企業向け投資やプライベートファンドなどの民間資金が増えていくと予想している。
ストラテジストらは、業界全体で見ると、今後5年間にデータセンターや電力設備、コンピューティング基盤への投資額が合計7兆6000億ドル(約1190兆円)に達する可能性があると付け加えている。
「データセンター向けの民間建設投資は、この数年で大幅に加速している」とゴールドマン・サックスは指摘し、データセンターの建設ラッシュは一時的なものではなく、「数年にわたって続く大規模な投資サイクルになる」と付け加えている。
テック大手がAIインフラに巨額の資金を投じていることについて、一部の投資家は懸念を示している。こうした投資が長期的にどれだけの利益を生み出すのか、依然として不透明な部分があるからだ。