Amazon Bedrock 上で OpenAI の GPT-5.5 モデル、GPT-5.4 モデル、Codex の使用を開始する

「What’s Next with AWS 2026」でプレビューしたとおり、Amazon Bedrock における OpenAI の GPT-5.5 モデル、GPT-5.4 モデル、および Codex の一般提供の開始をお知らせします。これにより、フロンティアモデルとソフトウェア開発のためのコーディングエージェントにアクセスできるようになります。

OpenAI によると、GPT-5.5 モデルと GPT-5.4 モデルは、コーディング、推論、エージェンティックワークフロー、複雑かつ専門的な業務で優れたパフォーマンスを発揮します。極めて負荷の高いワークロードでは GPT-5.5 を、料金パフォーマンスを重視する場合は GPT-5.4 を利用できます。これらのモデルは、高いパフォーマンスと信頼性、および強力なセキュリティを実現するために構築された Amazon Bedrock の次世代推論エンジン上で、Responses API を通じて呼び出すことができます。

Codex は、AI を利用したソフトウェア開発のための OpenAI コーディングエージェントです。OpenAI によると、毎週 400 万を超えるデベロッパーが Codex を使用して、大規模なコードベース全体で、コードの記述、リファクタリング、デバッグ、テスト、検証を行っています。GPT-5.5 を利用する推論を備えた Codex は、複雑で長期的なデベロッパーワークフロー向けに最適化された、新しいクラスのインテリジェンスを提供します。Codex アプリ、Codex CLI、および Visual Studio Code、JetBrains、Xcode との IDE 統合を利用できます。すべてのモデル推論は、Amazon Bedrock 上で Responses API を通じてルーティングされます。

データレジデンシー要件を満たす必要があるお客様の場合、すべての処理は、選択した Bedrock リージョン内で行われます。トークン単位でのお支払いとなり、シートライセンスやデベロッパーごとの契約は不要です。

Bedrock 上で GPT-5.5 モデルおよび GPT-5.4 モデルが機能している様子

OpenAI SDK や curl などのコマンドラインツールを通じて、OpenAI Responses API で bedrock-mantle エンドポイントを呼び出すことで、プログラムを使用してモデルにアクセスできます。

まずは OpenAI SDK for Python から始めましょう。OpenAI SDK をインストールします。

pip install -U openai

認証用の環境変数を設定します。

export OPENAI_BASE_URL=”https://bedrock-mantle.us-east-2.api.aws/openai/v1″
export OPENAI_API_KEY=””
export BEDROCK_OPENAI_MODEL_ID=”openai.gpt-5.5″

Bedrock 上で GPT-5.5 モデルを呼び出すためのサンプル Python コードを次に示します:

import os
from openai import OpenAI

client = OpenAI(
base_url=os.environ[“OPENAI_BASE_URL”],
api_key=os.environ[“OPENAI_API_KEY”],
)

response = client.responses.create(
model=os.environ[“BEDROCK_OPENAI_MODEL_ID”],
input=[
{
“role”: “developer”,
“content”: “You are a software engineer with excellent AWS cloud knowledge.Be concise and practical.”,
},
{
“role”: “user”,
“content”: “Design a distributed architecture on AWS in Python that should support 100k requests per second across multiple geographic regions.”,
},
],
reasoning={“effort”: “medium”},
text={“verbosity”: “low”},
)

print(response.output_text)

curl を使用して、モデルのエンドポイントを直接呼び出すことができます。

curl “$OPENAI_BASE_URL/responses” \
-H “Content-Type: application/json” \
-H “Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY” \
-d ‘{
“model”: “openai.gpt-5.5”,
“input”: [
{
“role”: “developer”,
“content”: “You are a software engineer with excellent AWS cloud knowledge.”
},
{
“role”: “user”,
“content”: “Design a distributed architecture on AWS in Python that should support 100k requests per second across multiple geographic regions.”
}
],
“reasoning”: {“effort”: “medium”},
“text”: {“verbosity”: “low”}
}’

モデルマネージドの複数ターン状態を使用したい場合、ホスト型ツール、関数ツール、もしくはよりリッチなツールオーケストレーションが必要な場合、またはバックグラウンドもしくは長時間の処理を実行する場合は、Responses API を使用できます。詳細については、OpenAI Cookbook Responses の例にアクセスしてください。

Amazon Bedrock 上での GPT-5.5 と OpenAI Codex の使用

Codex CLI、Codex アプリ、または Codex VS Code 拡張機能をダウンロードして、モデル推論のために Bedrock の利用を開始できます。Codex は、Amazon Bedrock API キー または AWS SDK 認証情報チェーンという 2 つの Bedrock 認証方法をサポートしています。AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCK を設定すると、Codex はまずそれを使用します。設定しない場合、Codex は AWS SDK の認証情報チェーンにフォールバックします。

Codex が読み取る環境変数に AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCK を設定します:

export AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCK=

その後、希望するリージョンを設定し、~/.codex/config.toml でモデル ID を openai.gpt-5.5 に設定します。これは Bedrock API キー認証に必要です。また、openai.gpt-5.4、openai.gpt-oss-120b、または openai.gpt-oss-20b を選択することもできます。デスクトップアプリまたは VS Code 拡張機能の場合は、アプリが必要とする環境変数を ~/.codex/.env に記述します。

model = “openai.gpt-5.5”
model_provider = “amazon-bedrock”
[model_providers.amazon-bedrock.aws]
region = “us-east-2”

~/.codex/config.toml または ~/.codex/.env を変更した後は、デスクトップアプリまたは VS Code 拡張機能を再起動します。Codex CLI では、次のような /status タブが表示されるはずです:

Codex アプリでは、Amazon Bedrock 推論を通じて GPT-5.5 モデルを使用できます。

知っておくべきこと

役立つと思われる重要な技術的詳細をいくつかご紹介します。

モデルレイテンシー: OpenAI のモデル情報では、GPT-5.5 は高速、GPT-5.4 は中速とされていますが、ユーザーが感じるレイテンシーは、推論の effort、出力の長さ、ツール呼び出し、バックグラウンドモード、リージョン、クォータ、スロットリング、プロンプトサイズ、キャッシュヒットによって異なります。GPT-5.5 は medium の effort で起動してください。GPT-5.4 は、デフォルトの none に依拠するのではなく、effort を明示的に設定して起動してください。
スケーリングとキャパシティ: Bedrock の新しい推論エンジンは、さまざまなモデル全体でキャパシティを迅速にプロビジョニングして提供するように設計されています。リクエストを受け入れる際には、定常状態のワークロードを稼働させ続けることを優先し、需要の変化に応じて使用量とキャパシティを迅速に増やします。需要が高い期間中は、リクエストは拒否されるのではなく、キューに入れられます。

今すぐご利用いただけます

Amazon Bedrock 上で OpenAI GPT モデルと Codex が本日よりご利用いただけます: GPT-5.5 モデルは米国東部 (オハイオ) リージョンで、GPT-5.4 モデルは米国東部 (オハイオ) リージョンと米国西部 (オレゴン) リージョンでご利用いただけます。今後のアップデートについては、リージョンの詳細なリストをご確認ください。詳細については、「Amazon Bedrock での OpenAI」ページと「Amazon Bedrock の料金」ページにアクセスしてください。

Amazon Bedrock 上で GPT-5.5 モデル、GPT-5.4 モデル、Codex をぜひ今すぐお試しいただき、AWS re:Post for Amazon Bedrock 宛てに、または通常の AWS サポート担当者を通じて、フィードバックをお寄せください。

– Channy

2026年6月1日更新 – GPTモデルは現在、Amazon Bedrock上でのみResponses APIをサポートしており、コンソールサポートは近日中に提供予定です。

2026年6月3日更新 – Amazon Bedrockは、AWS GovCloud(米国西部)リージョンにおいて、OpenAIのGPT-5.4をサポートするようになりました。

原文はこちらです。