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Google FormsでGeminiが利用可能になった。自然言語のプロンプトからアンケートのたたき台を自動生成できるほか、集まった自由記述の回答を要約し、共通テーマや課題、提案を整理できるようになった。TechRadarが6月4日(現地時間)に報じた。
今回の機能追加は、フォーム作成と回答分析にかかる手間の削減を狙ったものだ。ユーザーはGoogle Formsで用意されたテンプレートを選ぶか、プロンプトを直接入力してフォーム案を作成できる。
例えば、発売から3カ月が経過したコーヒー味のプロテインパウダーについて、味や甘さ、消化面の問題を尋ねる選択式の設問と、最後に自由記述欄を加えるよう指示すると、Geminiが数秒でプレビューを生成する。作成後は設問の修正に加え、画像、テキスト、セクションの追加も可能だ。
回答分析では、自由記述の要約機能が目玉となる。従来のGoogle Formsは、選択式の回答についてはチャートやグラフで可視化できた一方、自由記述はユーザー自身が読み込み、内容を整理する必要があった。
今回の更新により、回答タブで要約機能を実行すると、Geminiが共通テーマや頻出する問題、主な提案を抽出して整理する。類似した意見をまとめて分類し、肯定的な反応と否定的な反応も分けて表示する。
一方で、Google Forms内で使えるGeminiの機能は限定的だ。Google SheetsやGoogleドキュメントのように、フォーム内でGeminiと対話を続けながら分析を深めることはできない。より詳細な分析が必要な場合は、データをGoogle Sheetsに連携する必要がある。
Google Sheetsに出力したデータは表形式で自動的に整理され、新しい回答があるたびに行として追加される。その後は、SheetsのGeminiサイドパネルに自然言語のプロンプトを入力することで、潜在的なトレンドや詳細な統計、インサイトを確認できる。
ただし、この機能は無料ではない。個人ユーザーはGoogle One AI Premium、企業ユーザーは1ユーザー当たり月額14ドル(約2100円)のGoogle Workspace Standardの利用が必要となる。1ユーザー当たり月額7ドル(約1050円)のプランには、Workspaceツール向けのGemini機能は含まれない。
フォーム設計や構成、回答分析は依然として手間のかかる作業だ。今回のアップデートは、アンケート作成からスプレッドシートでの分析までを一連の流れとして扱いやすくした点に特徴がある。一方で、有料プランの契約が前提となるため、実際の活用はアンケート作成の頻度や分析ニーズに左右されそうだ。