6月7日(日)、東京競馬場で安田記念(3歳以上G1、芝1600メートル=フルゲート18頭)が行われる。重賞2連勝中のトロヴァトーレ(牡5、鹿戸)、昨年同レース2着のガイアフォースなど初夏のマイル王決定戦に実力馬がエントリー。
ここでは安田記念の全頭調教診断、追い切りトップ3、全頭調教評価を掲載する。ダービーではロブチェンがS評価、オークスでは追い切りトップ3が3位ドリームコア、2位ラフターラインズ、1位ジュウリョクピエロで3頭全て馬券圏内に。今週も要チェックだ。追い切りトップ3は金曜公開予定。
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安田記念2026 追い切り動画
公開次第更新します。
安田記念2026 追い切り好走パターン
ベストはレースと同じ鞍上が中間に騎乗していること。馬体は豆タンク。
ウッドでは併せ馬を追走し、馬なりでスイッチをONにして先行馬を突き抜ける。最低限しまいは好時計。
脚の回転が速いタイプが良い。強い負荷の調教では全体時計&しまいともに速い時計(しまいで垂れていない)。
坂路は回転力があって脚が高く上がるタイプ。もしくは馬なりでラスト11秒台。
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安田記念2026 全頭追い切り診断 ※全馬順次公開中ウォーターリヒト【短評:負担良し】
1週前追い切り:栗東Cウッドで併せ馬。併入。宝塚記念出走のメイショウタバルと併せたため動きは目立った様に見えないが、内容は充実していた。同馬とほぼ並んだまま直線へ。半ばで鞍上からスイッチを入れられると、外のメイショウタバルも同じタイミングで追い出し開始。ほぼ並んでゴールを迎えた。
若干メイショウタバルの方が手応えが良かったが、向こうはG1馬。ほぼ同じ様な動きが出来ているだけで立派だ。時計的にもこの馬としては全体時計は速く、しまいはいい数字が出ている。絶好まではいかくとも、全体的にプラスの印象。
当週追い:栗東坂路で単走追い。台風の影響で馬場が荒れ、全体時計も掛かっていたが、動き自体は良かった。追われた分もあるが、脚の回転が速かった。脚はそこまで高く上がらなかったが、これは馬場の影響か。レースの間隔が詰まり、先週もしっかりとした調教を行った上でこの負荷なら上々。仕上がったか。
オフトレイル【短評:状態仕上がる】
1週前追い切り:栗東Cウッドで単走追い。レースと同じ菅原明騎手が騎乗。いつも通り単走だが、猛時計を出してきた。鞍上がしっかり追った分もあるが、馬場の外目を周っているだけに好印象。しまいはわずかに掛かったが、まあいい。今年3戦目にしてこの調教は勝負感もある。馬体は豆タンク感も少しある。面白い存在になるか。
当週追い:栗東坂路で単走追い。台風の影響で馬場と天気は大荒れで、時計が掛かる環境だった。にもかかわらずこの馬は馬なりでスイスイと登坂。フットワークを見ても脚の回転が速く、脚もまずまず上がっている。1週前も含めて状態は仕上がってるのではないか。
ガイアフォース【短評:言うことない】
1週前追い切り:栗東坂路で併せ馬。レースと同じ横山武騎手が騎乗。追走して先着。直線前半は持ったままで追い出しを待たれたが、馬は活気十分でいつでも行けそうな手応え。鞍上がスイッチを入れると、先行馬とは全く異なる手応えで突き抜けた。脚の回転が速く、唸るような勢いだった。追われた分もあるが、時計は猛時計をマーク。7歳のメンタルとは思えない強気さがある。出来はいいだろう。
当週追い:栗東坂路で単走追い。いい意味で驚いた。この馬は芝レースでは良馬場が絶対条件なだけに、台風で大荒れのウッドチップでは走りが悪いイメージがあった。確かに全体時計は遅いが、これは鞍上がそこまで追わなかった分。坂路のど真ん中を真っ直ぐに突き抜けた点が素晴らしい。坂路でラチに頼らず走れているのはかなり評価できる。1週前で少し疑問に思った集中力の散漫さがなくなっている。昨年のマイルCS並みの出来にあると見ていて、このメンバーでその出来なら言うことない。
サクラトゥジュール【調教:気持ち強い】
1週前追い切り:美浦ウッドで単走追い。鞍上が直線でそれなりに追った分、しっかりと好時計をマークした。動き自体は9歳馬の雰囲気を感じないが、堀厩舎のG1好走パターンは中間にこれでもかと併せ馬を行う。昨年は豊富な併せ馬を課してきたが、今回は1度も行っていない。今回は静観が妥当か。
当週追い:美浦ウッドで単走追い。レースと同じ佐々木騎手が騎乗してきた。その鞍上はずっと引っ張りっきりで、馬の気持ちの強さが見える内容だった。レースでの折り合いが気になるところ。
シックスペンス【短評:すごい量】
1週前追い切り:美浦ウッドで3頭併せ(真ん中)。内のレーベンスティールに先行、外に追走し、それぞれ併入。馬場の内側を3頭併せで周ってくる姿は木村厩舎の追い切りの様だった。基本馬なりで周回し、直線では十分な手応えを残したままフィニッシュした。
田中博厩舎らしい負荷の掛け方ではあったのだが、このレースを考えると馬なりでも突き抜けて欲しかった印象はある。それでも、手応えが怪しかった前走1週前との比較では上昇している。時計は十分で、最終追い切りでの強い負荷に期待したい。
当週追い:美浦ウッドで2頭併せ。追走し、併入。台風の影響で馬場が悪かったが、それに堪えることなくしまい好時計をマークした。今回の中間は見た目に強い負荷を掛けていないが、日曜のウッド追いを含めて質の高い調教を量こなしている。マイラーズCからの間隔を考えれば負荷は十分か。牡馬に対して「調教の負荷がもっと強い方がいいのではないか」とも言われていた国枝厩舎からの転厩。これだけの量をこなしている辺り、昨年からの一変があってもおかしくないか。
シャンパンカラー【短評:併せ馬なかったが】
1週前追い切り:美浦ウッドで単走追い。前半は馬のリズム重視で追われると、直線半ばで鞍上からリアクションを送られスピードアップ。左ムチが打たれたときに右にふくれた様にも見えたが、基本はいい動きだった。馬体は豆タンク感があり、いかにもマイラーのG1馬といった感じ。併せ馬をやって欲しかったところはあるが、まあ順調か。
当週追い:美浦坂路で単走追い。台風の影響で雨が降り、馬場も重かったが基本的には馬なりでスピード感がたっぷりの動きを披露した。今年は東京新聞杯、中山記念、マイラーズCと使ってのここだけに調教で強い負荷は必要ないとは思うが、併せ馬が無いのは気になるところ。力は足りてる。
シリウスコルト【短評:出走叶う】
1週前追い切り:美浦ウッドで単走追い。間隔が詰まっているだけに、調子維持の内容。除外対象なだけに、出走が叶うかどうかがまずポイント。
当週追い:美浦ウッドで単走追い。気合十分で周回した。全体時計は遅めだが、しまいの時計は目立った。今年5走目でここを目標に使ってきているローテではなく、今回は中間で併せ馬を消化せずに単走のみの内容だったが、最終追いは力を秘めている動きだった。ここを目標として使ってきていれば面白かったかもしれない。
スズハローム【短評:いい意味で驚かされる】
1週前追い切り:栗東Cウッドで併せ馬。レースと同じ藤懸騎手が騎乗。追走し、先着。コーナーで先行馬よりは大分内を周った分もあるが、大きく離れた先行馬に馬なりで差を詰め、鞍上からスイッチが送られると馬なりのまま一気に先行馬を追い抜いて行った。全体時計は猛時計で、馬体も豆タンク感がある。いい意味で驚かされた内容だった。
当週追い:栗東坂路で単走追い。先週同様藤懸騎手が騎乗。馬場が荒れていた影響で全体時計こそ掛かったものの、しまいは馬場を考えれば好時計をマーク。脚の回転力もあり、動きは目立った。この中間でケチをつけたいところは本当にない。一発を期待できる内容だ。
ステレンボッシュ【短評:間隔詰まっても】
1週前追い切り:美浦ウッドで単走追い。馬なりで馬のリズム重視で気分よく周回した。エプソムCから間隔が詰まったが、使い減りはなさそう。いい意味で負荷が軽い分、レースに余力を残せている。馬場の内目を周った分もあるが時計もいい。馬なりでしまいをこれだけ出せれば十分か。馬体はマイラー感こそないが、牝馬ならこれくらいでも通用するだろう。
当週追い:美浦ウッドで単走追い。1週前同様に馬場の内側を馬のリズム重視で周回した。台風の影響で馬場が悪いことを考えたら、十分な時計をマークした。エプソムカップを使ってる分、状態維持の中間だった。宮田厩舎転厩後は併せ馬を行っていないだけに、これでいいか。
セイウンハーデス【調教:出来上がった】
1週前追い切り:栗東Cウッドで3頭併せ(真ん中)。レースと同じ幸騎手が騎乗。外のパンジャタワーに先行し、遅れ。内を追走し、先着。外を周ったパンジャタワーとの比較では内を周ったが、いっぱいに追われてなんとか一矢報いた。大阪杯後でも十分な負荷を掛けられている点は好印象。時計もアクションされた分しっかりとマークできている。この馬なりにこれで体勢は整うだろう。
当週追い:栗東坂路で単走追い。先週に強い負荷を掛けられ、そこで馬が出来上がった印象。活気十分のフットワークで登坂し、いかにも元気な雰囲気が漂ってくる。馬なりながら時計の出方も良い。後は適正と力差の勝負だ。
ドラゴンブースト【短評:元気】
1週前追い切り:栗東坂路で併せ馬。松若騎手が騎乗(レースでは丹内騎手が騎乗)。追走し、先着。鞍上はほとんど持ったままで最後に追い出されたぐらいだったが、終始脚の回転が速く、手応えが良かった。追い出されてからの反応の良さもあり、時計も合わせてこれくらいなら十分か。順調だ。
当週追い:栗東坂路で単走追い。台風の影響で馬場が悪い分、リズム重視の調整内容。先週しっかり追われている分、これくらいで十分か。今回よりも1週前の内容が本番に直結するはず。馬は元気だ。
トロヴァトーレ【短評:この馬なりに順調】
1週前追い切り:美浦ウッドで併せ馬。追走し、併入。とにかく1週前は動かないタイプ。今回もそれなりに追われたが、そこからの反応はあまりなかった。馬場の外々を周ってしまいは好時計を出せている点はいい。エプソムカップを使ったことを考えれば併せ馬をやっているだけ好印象で、この馬りに順調だ。
当週追い:美浦ウッドで併せ馬。追走し、先着。台風の影響で馬場が悪く、道中は時計が遅くなった分馬も行きたがる面を見せた。それでも鞍上がGOサインを出すと首をグッと沈み込んで加速。最後の手応えは僚馬とは大きく異なった。この馬としては走るときの傾向通りの動きを出来ているだけに、レースでの変化ぶりに期待がかかる。
パンジャタワー【調教:光る短距離素質】
1週前追い切り:栗東Cウッドで3頭併せ(大外)。レースと同じ、松山騎手が騎乗。2頭を追走(セイウンハーデス含む)し、最先着。1頭だけ先行馬よりも大分外を周ったが、手応えは明らかに一番良かった。
道中は大分行きたがる面も見られたが、マイルぐらいまでなら対応できなくはないか。直線半ばまで逆手前だった点や、舌を出している様にも見えるなど、全然本気で走っていない。そんな状況であの時計。本気を出していたらどれだけの時計で、どれくらい突き抜けていたか。好気配だ。
当週追い:栗東Cウッドで単走追い。松山騎手が騎乗した。単走で馬のリズム重視で追い切られたが、スピード感がめちゃくちゃいい。馬なりで締まった全体時計&しまい好時計で言うことない。
先週見られた舌を出す面は確認されず、手前の替えもスムーズだった。先週追われて明らかに状態が良くなってる。馬体はとても豆タンクでいかにも短距離馬。マイルの壁は確かにあるが、能力は今メンバートップクラスだ。
ルクソールカフェ【調教:初芝でどうか】
1週前追い切り:美浦ウッドで単走追い。馬体、動き、ともにめちゃくちゃいい。あふれる筋肉、光る毛ヅヤ。文句ない。時計もいい。が、堀厩舎で併せ馬を1週前に課していない点を見ると、ここはやはり経験重視の調整内容化とも思える。それでも馬の調子はめちゃくちゃいい。
当週追い:美浦ウッドで単走追い。先週同様動きと馬体はとてもいい。が、今回も併せ馬は課してこなかった。筋肉が他馬に比べてあり過ぎる点を見ると、やはりダートと芝では馬体の作りは違うかと勉強になる。それでも、これだけいい動きをしてると芝でも走って欲しいと応援したくなる。
レーベンスティール【短評:チャンス到来か】
1週前追い切り:美浦ウッドで3頭併せ。外シックスペンス、大外をそれぞれ追走し、併入。先行馬2頭はまずまず離れていたが、楽に先行馬2頭に追いついた。鞍上は終始持ったままで、外の2頭とかなり手応えが違った点が好印象。馬場の内々を周ったこともあるが、時計も大分出ている。関東競馬で輸送が無い今回は、この状態を維持できれば大分チャンスかもしれない。
当週追い:美浦ウッドで単走追い。先週大分強い調教をこなした分、単走で余力十分に追い切った。それでも全体時計は速く、好印象。しまいの時計は掛かったが、直線で同厩舎としては大分外を通った。おそらく馬場がいいところを選んで進んだ分で、この数字は気にならない。特にケチをつけたいところはない。
ロングラン【短評:調子抜群】
1週前追い切り:美浦ウッドで併せ馬。追走し、先着。レースと同じ、ゴンサルベス騎手が騎乗した。理想的な追い切りを披露した。馬なりで楽に先行馬に並びかけると、鞍上からGOサインが出されて一気に突き抜けた。調教でも全力を出させる鞍上が乗っているだけに過剰に評価することは禁物だが、この動きが出来るのは体力がある証拠。状態は大分いい。
当週追い:美浦ウッドで併せ馬。追走し、併入。先週に大分強い負荷を課されていること、馬場が悪いことがありながらも完璧と言える動きだった。馬なりで先行馬に並びかけ、余力を残したまま併入でフィニッシュ。レースに対しての空白を残しつつも、その内容が良かった。流石に力関係は大分厳しいが、この馬としては完璧とも言える状況でレースを迎えられそうだ。
ワールズエンド【短評:出来上がってる】
1週前追い切り:栗東坂路で単走追い。間隔が詰まっているだけに、全体時計はかなり遅め。しまい1ハロンの動き確認程度の内容だった。フットワークはかなりピッチ気味で、1ハロンの距離延長がどう出るか。適性の壁に挑む。
当週追い:栗東坂路で単走追い。日曜にウッドで早い時計を出していることから、最後は調子維持の軽めの内容。小刻みなフットワークを披露した。馬は出来上がっているだけに、後は適正との勝負と、短期間での2度の輸送を乗り切れるか。
★今読まれています→【安田記念2026予想】出走馬全頭診断 元競馬記者が解説|穴馬紹介
先週は2位パントルナイーフ、1位ロブチェンでレースはワンツーフィニッシュ。オークスは3位ドリームコア、2位ラフターラインズ、1位ジュウリョクピエロで3頭全て馬券圏内に。今回も注目が集まる。
ここでは出走予定馬の調教の動きをS、A、B、C、Dの5つまでで判定する。
Sが最高評価。Aは好評価。Bは順調。Cは状況を見て抑えたい馬。Dは今回は見送りか。同ランクの中でも、左から順に上位評価とする。
ダービーはロブチェンをS評価。オークスはジュウリョクピエロをS評価。NHKマイルはエンブロイダリーをS評価。3種連続でレース1着好走中だ。
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