OpenAI、Codex に Sites を追加。社内向けWebアプリをURL共有可能に | TECH NOISY

📖 この記事で分かること

Codex の新機能「Sites」が何をする機能か

提供対象と有効化の条件(Business / Enterprise)

社内での想定ユースケースと使う際の注意点

同時発表のプラグイン・アノテーションとの位置づけ

💡 知っておきたい用語

Sites:Codex が作る、URLで共有できるホスト型のWebページ/アプリ。資料の「置き場所」ではなく「動く作業面」に近い

最終更新日: 2026年6月3日

▶ 公式ページ

Codex の新機能「Sites」とは

OpenAI は 2026年6月2日、AI エージェント「Codex」に Sites を追加し、プレビュー提供を始めました。指示や分析を、URLで共有できる対話型のWebページ/アプリに変換する機能です。

Codex のエンタープライズ導入が進んでいる背景については、以下の記事で詳しく解説しています:

この記事のポイント

OpenAI は 2026年6月2日、Codex に新機能「Sites」を追加し、プレビュー提供を開始しました(2026年6月時点)。

Sites はアイデアや分析を、ダッシュボード・プランナー・レビュー用ワークスペースなどに変換し、ワークスペース内に URL で共有できます。

提供対象は ChatGPT Business / Enterprise で、Enterprise は管理者が RBAC で有効化する必要があります(2026年6月時点)。

Sites は、Codex 単体の機能追加というより、Codex を「開発専用ツール」から「あらゆる職種のナレッジワークの実行環境」へ広げる動きの一部として発表されました。同時に、職種別プラグインとアノテーションの強化も告知されています。

Sites で何ができるか

Sites は、Codex が作成・保存・デプロイ・点検できる、OpenAI がホストするWebサイト/Webアプリ/ゲームを指します。別途デプロイ環境を用意しなくても、プロンプトや既存の互換プロジェクトをそのままホスト型サイトにできる点が特徴です。

OpenAI は具体的な使い方として、次のような例を挙げています。

顧客レビュー用に、製品アップデート・未解決の論点・利用傾向・次のアクションをまとめた対話型ページを生成する

財務モデルからシナリオプランナーを作り、前提条件を比較できるようにする

ローンチ資料を、最新メッセージ・マイルストーン・担当者・意思決定が集まる「生きたハブ」に変える

これらは静的な資料ではなく、状況の変化に合わせて Codex に更新させ続けられる作業面として想定されています。プロジェクトの進捗管理、カスタマーサポート担当者向けのガイド、チームのクリエイティブブリーフの置き場といった用途も挙げられています。

公式ドキュメントによると、Sites のデプロイURLはすべて本番デプロイ扱いになります。公開前に内容を確認したい場合は、デプロイせずにバージョンを保存するよう Codex に指示する運用が案内されています。シークレットや環境変数は Sites のパネル側で管理し、ソースファイルにコミットしない設計が推奨されています。

提供対象と同時発表の機能

Sites は ChatGPT Business / Enterprise 向けにプレビュー提供されます(2026年6月時点)。Enterprise ワークスペースでは、メンバーが使う前に管理者が RBAC(ロールベースアクセス制御)で対象ロールに対して有効化する必要があります。

同じ発表では、Sites のほかに2つの強化が告知されています。

ひとつは職種別プラグインで、6種類が新たに提供されます。データ分析・クリエイティブ制作・営業・プロダクトデザイン・公開株式投資・投資銀行向けで、合計62のアプリと110のスキルを束ねています(2026年6月時点)。今後は法務やマーケティング戦略などの追加も予告されています。

もうひとつはアノテーションの拡張です。これまで開発者がコードやサイトの修正に使っていた「直したい箇所を指定して指示する」操作が、ドキュメント・スプレッドシート・スライドにも広がります。サイトのナビゲーションバーを選んでフォント変更を頼む、スライドのグラフに分かりやすいラベルを付けてもらう、といった部分的な修正がしやすくなります。

なお Codex の利用者は週500万人を超え、アナリストやマーケターなど非開発者が全体の約20%を占め、開発者の3倍超の速さで増えているとされています(2026年6月時点)。Sites やプラグインは、この非開発者層の業務を取り込む狙いがうかがえます。

編集部の見方

位置づけ:Sites は、プロンプトから動くWebアプリを作って即ホストする領域に OpenAI が自前で踏み込んだ機能です。発表では Vercel・Wix・Replit・Lovable・Figma・Webflow などをパートナーに挙げており、近接領域のツールと協調しつつエコシステムを作る構えに見えます。社内ツールやレビュー用ページを「資料」ではなく「動く作業面」として扱う発想は、ドキュメント中心の業務フローを置き換えうる差分です。

使う際の注意点:デプロイURLがすべて本番扱いになる点は、運用上いちばん意識すべき仕様です。確認用にデプロイせず保存できる手順が用意されているとはいえ、共有範囲(ワークスペース内 / ロール単位)の設定を最初に固めないと、想定より広く見える状態になりかねません。シークレットの取り扱いも含め、管理者側の初期設計の比重が大きい機能です。

ChatGPT のワークスペースエージェント機能との連携については、以下の記事で詳しく解説しています:

誰に向くか:現時点では Business / Enterprise の社内用途が主戦場で、個人プランや一般公開向けの常設サイトを作る用途には向きません。社内のダッシュボードやレビュー資料を頻繁に作り直しているチームが、最初に効果を感じやすい構成です。

まとめ

OpenAI は Codex に Sites を追加し、指示や分析を URL で共有できる対話型のWebページ/アプリに変換できるようにしました。提供は Business / Enterprise のプレビューで、Enterprise は管理者の有効化が前提です。デプロイURLが本番扱いになる仕様と共有範囲の管理が、導入時の実務上のポイントになります。

よくある質問

Q: Sites は個人向けの ChatGPT Plus でも使えますか?

A: 現時点では ChatGPT Business / Enterprise 向けのプレビュー提供です(2026年6月時点)。今後ほかのプランへ広げる方針が示されていますが、提供時期は明記されていません。

Q: 作ったサイトは社外にも公開されますか?

A: 発表時点では、ワークスペース内の相手に URL で共有する形が紹介されています。共有範囲は設定に依存するため、公開前に対象を確認する運用が案内されています。

Q: Enterprise で使うには何が必要ですか?

A: 管理者が ChatGPT の管理設定で RBAC を開き、対象ロールに対して Sites を有効化する必要があります。

【用語解説】

Codex:OpenAI の AI エージェント。ソフトウェア開発支援から始まり、現在は分析・資料作成など幅広い業務に使われている

RBAC:ロールベースアクセス制御。役割ごとに使える機能や閲覧範囲を管理者が制御する仕組み

デプロイ:作成したサイトやアプリを、実際にアクセスできる状態に公開すること

引用元:

この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。

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