Claude Mythosで激変するセキュリティの新ルール 勝敗を決めるのは「修復のスピード」(TechTargetジャパン) – Yahoo!ニュース

 Mythosは、深刻度の高いゼロデイ脆弱性を数千件発見し、多段階の複雑なエクスプロイト(攻撃用プログラム)を生成できる。コードベース内を探索して個々の弱点を組み合わせ、一連の攻撃シーケンスを構築することも可能だ。従来の分析手法に比べ、人の介在を大幅に減らしている。

 一般公開を制限する決定は、性能と制御のトレードオフを慎重に検討した結果だ。Anthropicは「Project Glasswing」を通じてMythosを展開する。これは大手IT企業や金融機関、政府関係者などで構成される厳格に管理されたコンソーシアムだ。攻撃者に悪用される前に、制限付きのMythosを用いて重要な脆弱性を特定し、修正することを目指している。

 以下では、低リスクの欠陥を連鎖させ致命的な攻撃に変えるAIの脅威に、組織が取るべき生存戦略を解説する。

サイバーセキュリティのパラダイムシフト

 セキュリティリーダーの課題は、人間を上回る速度で弱点を突き、攻撃するマシンへの対応だ。専門家は、これは全く新しいリスクの出現というより、速度の変化だと捉えている。

 オンライン決済企業PaysafeのCISO(最高情報セキュリティ責任者)であるアラン・オズボーン氏は次のように述べる。「Mythosは新しいリスクを生むわけではない。これは速度と自律性の劇的な向上を示しているのだ」