UberのCOOは「AIの過剰利用」への支出を正当化するのが難しくなっていると明かした | Business Insider Japan

Andrew Macdonald, Uber COO, on Centre Stage during day one of Collision 2022 at Enercare Centre in Toronto, Canada.アンドリュー・マクドナルドは、AIへの支出を正当化することがますます難しくなっていると述べた。Sam Barnes/Sportsfile for Collision via Getty Images

ウーバーの幹部が、AIが費用対効果をもたらしていないと指摘した。

5月23日に公開されたRapid Responseインタビューの中で、ウーバーの最高執行責任者(COO)アンドリュー・マクドナルド(Andrew Macdonald)氏は、社内でAIコストを正当化することがますます難しくなっていると述べた。

同氏によると、ウーバーのCTOであるプラビーン・ネパリ・ナガ(Praveen Neppalli Naga)氏は、4月にThe Informationのインタビューで「ウーバーはすでに2026年分のClaude Codeの予算を使い果たした」と発言し、大きな注目を集めた。

この発言は彼が「頭が爆発しそうな瞬間」と表現する事態を引き起こし、社内でのAIのトークン消費や、人員配置などに関するトレードオフについての議論が巻き起こった。

ウーバーのシニアエンジニアリングリーダーたちとの対話を通じて、トークン使用量の増加が有用なコンシューマー向け機能の比例的な増加には結びついていないと気づいたと述べた。

「その関連性はまだ見えていない。暗黙的にはより多くのものがリリースされているのかもしれないが、ある統計と『実際に有用なコンシューマー向け機能が25%増えた』という事実を直接結びつけるのは非常に難しい」

と述べた。

直接的な因果関係を示せないため、AIに伴うトレードオフのコストを正当化することが難しいと言う。

今月初め、CEOのダラ・コスロシャヒ(Dara Khosrowshahi)は決算説明会で、AI投資の費用を賄うためにウーバーが採用を抑制していると述べた。

マクドナルドはさらに、費用を負担せずに「面白いユースケースを考えるだけのユーザー」にとってはAIが無料に見えるかもしれないが、最終的にはその費用を会社が負担することになると付け加えた。

大手テック企業がトークンマキシング(tokenmaxxing)—— AIを可能な限り過剰利用すること —— に積極的に取り組み、AI利用度で従業員を評価する一方で、逆の方向に向かい始めている企業も出てきている。

デュオリンゴ(Duolingo)はその一例で、従業員から「AIのためにAIを使わなければならないのか」という疑問が上がったことを受け、人事評価にAI利用度を含める方針を撤回した。

「実際の成果に対して責任を持つのではなく、場合によっては適合しないものを無理に推し進めようとしているように感じた」と、デュオリンゴのCEOルイス・フォン・アン(Luis von Ahn)は4月のポッドキャストインタビューで述べた。