Windows 11の[Copilot]キー、ついに右Ctrlキーへ戻せるように | TECH+(テックプラス)

Windows Centralは5月19日(現地時間)、「Microsoft admits Windows 11’s dedicated Copilot key breaks certain workflows: Confirms plans to let users restore “Right Ctrl” or “Context menu” key later this year」において、MicrosoftがWindows 11搭載PCに導入された[Copilot]キーについて、年内に右Ctrlキーまたはコンテキストメニューキーへの割り当て変更を可能にする計画だと伝えた。

従来のキーボード操作に慣れているユーザーから、[Copilot]キーが登場したことでワークフローが阻害されているという苦情が寄せられているためだ。

鳴り物入りの[Copilot]キー、既存ユーザーから不満も

Microsoftは2024年に[Copilot]キーを発表し、Windows 11搭載PCやWindows向けキーボードに順次投入した。これはAIアシスタントの「Microsoft Copilot」を呼び出すための専用キーであり、同社がWindowsへのAI統合を推進する象徴的な存在だった。

問題は、一部のPCやキーボードで、既存の右Ctrlキーやコンテキストメニューキーが[Copilot]キーに置き換えられてしまったことだ。この変更によって、キーボードショートカットを積極的に活用しているユーザーにとっては、従来のワークフローが妨げられるという事態が発生した。

Microsoftが発表したサポート文書では、「キーボードショートカットや支援技術(スクリーンリーダーなど)のために右Ctrlキーやコンテキストメニューキーに依存している顧客は、これらのデバイスを使用する際にワークフローにいくつかの課題を経験しました」と説明している。Microsoft自身も、[Copilot]キーが一部ユーザーの操作性に影響を与える可能性を認識していることになる。

右Ctrlキーまたはコンテキストメニューキーへの割り当て変更を公式サポートへ

この問題を解消するため、同社は今年後半にリリースするWindows 11のアップデートで、[Copilot]キーを右Ctrlキーまたはコンテキストメニューキーとして再割り当てできる設定オプションを追加する。割り当ての変更は、設定アプリの「Bluetoothとデバイス」→「キーボード」のページで行えるようになる見込みだ。

現時点でも、Windows 11には[Copilot]キーをWindows Searchや任意アプリの起動に割り当てる機能が備わっているが、今回の発表は、[Copilot]キー登場以前の従来のキー機能を復元できるという点が大きく異なる。Microsoftによれば、このアップデートは専用の[Copilot]キーを搭載しているすべてのWindows 11デバイスに適用される見込みとのことだ。

AI推進と従来の操作体系の両立を図るMicrosoft

今回の変更は、AIを推進するMicrosoftの方針と、従来の操作体系を維持したいユーザーとの間で、両立を図る措置だと見ることができる。

これまでMicrosoftはWindowsへのAI統合を積極的に進めてきたが、一部ではユーザー体験への影響を懸念する声も出ていた。、最近では、通知機能や設定画面へのCopilot統合計画を縮小したほか、不要なAI機能の追加を見直す方針も発表するなど、ユーザー目線の改修に軸足を戻しつつある。