フィオナ・リーは学生時代、有給や無給の数多くのインターンを経験し、最終的にエヌビディアのインターンを獲得した。現在はAIスタートアップでディレクターを務めている。Fiona Liカリフォルニア大学デービス校を卒業したフィオナ・リーは、10社を超えるインターンを経験した。その多くは無給のものだった。最終的に、リーはエヌビディアのインターンを獲得し、現在はAIのスタートアップ企業でディレクターを務めている。インターンで最も重視していたのは収入ではなく学びだったと彼女はBusiness Insiderに語っている。
以下は、AIスタートアップでマーケティング部門ディレクターを務めるフィオナ・リー(Fiona Li)へのインタビューに基づいている。リーは2023年にカリフォルニア大学デービス校を卒業した。文章は長さとわかりやすさを考慮して編集している。
私は母子家庭で育った。母に学費の負担をかけたくなかったので、奨学金などの支援は受けていたが、その額は家賃をすべてまかなえるほどではなかった。
私はお金を貯めたかったし、大学にも通いたかったので、キャリアアップを目指した。

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私は常に、ほかの名門大学の学生たちと自分を比較していた。私はコミュニケーション学を専攻をしていたが、それはあまり強みにはならなかったので、候補者としての自分を目立たせるためには、インターンの経験が必要だと思っていた。
大学在学中に、私は有給のインターンを8社、無給のインターンを2社経験した。あと2社の無給インターンは、大学合格後の入学準備期間中に行った。これほど多くのインターンを経験したのは、学びを得ると同時に、卒業後によい仕事に就ける可能性を高めたかったからだ。
インターンを続けた大学時代
私は大企業での経験をもっと積みたいと考えていた。多くの学生はグーグル(Google)やメタ(Meta)などの大手企業を目指しているが、私の行っていたカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)は、いわゆる有力な採用対象校ではなかった。
大学1年生の頃の私は、仕事の実績が特になかったが、求人サイトのインディード(Indeed)でさまざまな無給インターンを探して応募した。高校時代に経験していたタピオカ店での接客業やピアノ講師、ダンス講師、そして各々の職場で身につけたスキルを応募書類に記入した。
ECサイト運営会社でのインターンでは、私はフェイスブック(Facebook)の広告やデジタルマーケティングを学んだ。その経験を生かすことで、別の無給のインターンにも応募できるようになった。
やがて私の履歴書は無給インターンの経験で埋まっていった。ただ、履歴書には有給か無給かを書いていなかったため、企業側はそれを知ることはなかった。その結果、私は2021年にドキュサイン(DocuSign)で初めての有給インターンの職を得ることができた。その後は、インテル(Intel)やエヌビディア(Nvidia)など大企業で次々とインターン経験を重ねていった。
当時私はインターンを多くこなしていたから、大学の成績はあまり良くなかった。GPA(Grade Point Average)は3.1で、学業とインターンの両立はかなり厳しいものだった。インターンで十分な成果を出せなくなることか、あるいは大学の成績が下がること、私はどちらかを選ばなければならなかった。
MBAや修士課程に進むべきかどうかも考えた。もし大学院進学を目指していたなら、私はもっと大学の成績を重視していたと思う。ただ、当時の私はキャリアを築くことの方が重要だと感じていた。インターン重視の道を選んだことは今でも後悔はしていない。
自分の知識や経験を活かし報酬を得
私は無給のインターンから抜け出したかった。ある段階を過ぎると、新しく学べることは減ってしまって、ただ無償で働いているだけになってしまうからだ。
私は学び続けたかったのだ。そのため、新しく学べることがその職場で少なくなると、次のインターンへ移っていった。
無給の仕事を長く続けていると、仕事に対するやる気を保ちにくくなる。ある時、自分の持っている知識や経験には報酬が必要だと感じるようになった。
もし無給のインターンに多くの成長の機会が見いだせるなら、たとえば自分にまだ経験がほとんどない段階ならば、有給ではなく無給インターンを選ぶと思う。そのようなインターンは、次のステップへ進むための足がかりになるからだ。
キャリアをスタートさせたばかりの時期は、収入のことではなく、学ぶことの方が重要だ。
インターンの数そのものが最も重要だとは思わない。重要なのは、それらのインターンで何をしてきたかを見せられることだ。