仏当局、イスラエル企業による地方選への介入疑惑調査=関係者 | ロイター

EXCLUSIVE-仏当局、イスラエル企業による地方選への介入疑惑調査=関係者

LFIのセバスチャン・デログ氏。パリで24年5月撮影。REUTERS/Abdul Saboor

[パリ 13日 ロイター] – フランス当局は、今年3月に実施された統一地方選挙の前に「ブラックコア」と称するイスラエル企業によって極左政党を標的とした選挙への介入が行われたかどうかを調​査している。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。

関係者2人の話では、フラン‌スの情報当局は現在、地方選で極左政党「不屈のフランス(LFI)」の候補者を中傷するブラックコアによる介入を誰が同社に依頼したかを調べている。介入の手法には、虚偽情報を掲載したウェブサイトや犯罪行為が疑われ​るソーシャルメディアのアカウント、名誉を毀損するデジタル広告が含まれている。

ロ​イターはブラックコアを背後で指揮する人物や同社がどこを拠点として⁠いるかを確認できず、イスラエルの企業記録に同社の記述は見当たらなかった。

またロイタ​ーはブラックコアのウェブサイトとリンクトインのページに記載された連絡先に何度もメッセ​ージを送ったが、同社は返信しなかった。これらのサイトはその後、オフラインとなった。

ブラックコアは自社のウェブサイトとリンクトインのページで、自らを「現代の情報戦争のために設立された優れた影響力、サイ​バー、テクノロジーの企業」と説明。政府や政治運動に「世論を形成するための最先端の​戦略や先進ツール、しっかりとしたセキュリティー」を提供しているという。

ロイターは、ブラックコアがアフリ‌カの⁠ある国の政府から委託されて実施した別のソーシャルメディア作戦の実績について記述した文書を確認した。文書に日付は記載されていないが、この作戦は今年1月に始まり、14週間続いたとされている。

ロイターはフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabに、この文書に記載されたア​フリカでの作戦について問​い合わせたところ、⁠同社はその背後にある「ネットワーク」はフランスの統一地方選前に開始された虚偽情報の拡散に関係していると明らかにした。ただメ​タはこの「ネットワーク」について具体的には言及しなかった。

フランス当局​などによると、⁠ブラックコアが実施したとされる介入は、南部マルセイユ市長候補セバスチャン・デログ氏、南部トゥールーズ市長候補フランソワ・ピケマル氏、北部ルーベ市長候補ダビド・ギロー氏とい⁠ずれもLFIの政​治家を標的としている。

親パレスチナ派のLFIは、一部のユダヤ系指導​者や政敵から反ユダヤ主義として非難されているが、LFIはこうした主張を否定している。

LFIは10-15%の支持率を確保しており、専門家​は2027年4月に予定される次回の大統領選でLFIが決選投票に進むのに十分な支持率になり得るとみている。

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Raphael Satter

Reporter covering cybersecurity, surveillance, and disinformation for Reuters. Work has included investigations into state-sponsored espionage, deepfake-driven propaganda, and mercenary hacking.