
イランの首都テヘランで、イラン革命防衛隊(IRGC)の制服を着用し議会を主宰するモハマドバゲル・ガリバフ国会議長(2026年2月1日撮影)。(c)AFP PHOTO / HO /ISLAMIC CONSULTATIVE ASSEMBLY (ICANA)
【AFP=時事】米国との和平交渉でイラン側の責任者を務めるモハマドバゲル・ガリバフ国会議長は12日、中東地域の平和に向けてイランが提示した14項目を米国は受け入れる必要があるとし、拒否すれば「失敗」に直面するだけだと述べ、米国に最後通告を突きつけた。
ドナルド・トランプ米大統領はこの前日、米国の和平提案に対するイラン側の回答は受け入れられない内容だとして一蹴。4月8日以降続いている停戦は「生命維持装置につながれているようなもの」だとしていた。
このトランプ氏の反応に対し、ガリバフ氏は、2か月以上続く紛争を終わらせるためには、イランの「権利」を受け入れることが必要だと主張。
「イラン国民の権利を14項目の提案に基づいて受け入れる以外に選択肢はない。他のアプローチは完全に無意味であり、失敗の連続に終わるだけだ」「彼らが足踏みを続けるほど、米国の納税者がその代償を支払うことになる」とX(旧ツイッター)への投稿で述べた。
米国の最新提案の詳細は依然として不明な点が多いが、メディアの報道によると、戦闘の終結と、イラン核計画をめぐる交渉の枠組み構築を目指す1ページの覚書が含まれているという。
一方のイラン側は、すべての戦線での戦争終結、レバノンを含む、イランの港に対する米国の海上封鎖の停止、そして長年の制裁下で凍結されたイラン資産の解放を求める内容で応じたと、同国外務省が明らかにしている。
イランは60%の純度に濃縮されたウランを大量に備蓄しているが、核兵器には90%の濃縮が必要とされる。
イランの高濃縮ウランの備蓄は、米国との交渉における主要な争点となっており、米国はこれを国外に移すことを求めている。
イランはこれまでのところ、濃縮ウランの国外移送を拒否しており、核エネルギーの平和利用の権利を主張しているが、濃縮レベルについては「交渉可能」としている。
【翻訳編集】AFPBB News