OpenAIのプライベートエクイティ責任者がGoogleに移籍。これはAI企業が狙う「新たな安定ビジネス」を示している | Business Insider Japan

Alphabet and Google CEO Sundar Pichai.アルファベットおよびグーグルCEO、スンダー・ピチャイ。Michael M. Santiago/Getty Images

ここ数日で、プライベートエクイティ責任者を含む上級スタッフ2人がOpenAIを去り、そのうちの1人はグーグルに採用された。

ポール・ジマーマン(Paul Zimmerman)氏は、グーグルのAIをPEファームおよびそのポートフォリオ企業に販売する取り組みを統括する立場になったと述べた。LinkedInのプロフィールによると、同氏のOpenAIでの在籍期間は1年余りだった。

一方、OpenAIの営業責任者を名乗るジェームズ・ダエット(James Dyett)氏は、OpenAIの主要出資者であるVCファームのスライブ・キャピタル(Thrive Capital)に移籍すると発表した。

この2人は、先月たった1日で幹部3人が同時退社した後に続く、注目度の高い離職となった。

生成AI企業の競争は過去1年で消費者向けの普及から企業向けユースケースへとシフトしており、アンソロピックやOpenAIをはじめとする主要プレーヤーは、法人顧客からもたらされる、より大きく安定した収益を求めている。

その手段の一つが、数千社を傘下に持ち、効率化の方法を模索しているPEファームを通じたアプローチだ。

ブルームバーグおよびロイターが最近報じたところによると、OpenAIはTPGやベイン・キャピタル(Bain Capital)などのPEファームと100億ドル規模の合弁事業を立ち上げる。ライバルのアンソロピックも15億ドル規模のPEファームとのパートナーシップを発表した。

グーグルもブラックストーン(Blackstone)およびKKRと自社AIモデルの提供に向けた交渉を進めていると、ブルームバーグが報じた。

ジマーマンはBusiness Insiderのコメント取材を断った。ダエット氏、OpenAI、グーグルはいずれもコメントの求めに即座に応じなかった。