(CNN) ホルムズ海峡で7日、米海軍の誘導ミサイル駆逐艦3隻がイランによる多角攻撃を撃退する場面があった。米中央軍とトランプ大統領が明らかにした。
イラン国営メディアのファルス通信は、米軍艦に向けてミサイルを発射する様子とされる映像を公開した(FARS)
トランプ氏はSNSトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「米国の世界クラスの駆逐艦は攻撃を受けながらも、ごく順調にホルムズ海峡を通過した。駆逐艦3隻に被害はなかったが、イランの攻撃者には甚大な損害を与えた」と記した。
トランプ氏によると、イランはドローン(無人機)や高速攻撃艇、ミサイルを組み合わせて駆逐艦3隻への攻撃を試みたが、難なく撃退したという。
巻き込まれた「トラクストン」「ラファエル・ペラルタ」「メイソン」の3隻はいずれも、アーレイ・バーク級の駆逐艦。アーレイ・バーク級は75隻以上が就役中で、米海軍の主力艦となっている。

米軍の駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」とイランの港湾へ向かおうとするイラン船籍の船/US Central Command
全長152メートル超、排水量8200~9700トンのアーレイ・バーク級は多彩な防御兵装を誇る。
飛来する弾道ミサイルや巡航ミサイルに対応可能な数百万ドル規模の高性能版「スタンダードミサイル」を搭載しているほか、「シースパロー」ミサイルシステムは比較的近距離の脅威にも対処できる。
飛来した目標がこれらのシステムを突破した場合に備え、米軍の駆逐艦は「ファランクス」近接兵器システムも搭載する。これはレーダー誘導式の20ミリ口径のガトリング砲で、毎分4500発を発射可能。最後の砦(とりで)として使用できる。
駆逐艦の艦首には127ミリ砲も搭載されており、イランの高速攻撃艇のような水上目標を攻撃することが可能だ。
7日のイランの攻撃を阻止するためにどのような兵器が投入されたのか、中央軍は明らかにしていない。
しかし、トランプ氏はミサイルやドローンの迎撃方法について、派手な表現で語った。
「我々の駆逐艦に向けてミサイルが発射されたが、難なく迎撃された。同様に、ドローンも飛来したが、空中で焼き尽くされた。あたかも蝶が自らの墓へ落ちていくように、実に美しく海へと落ちていった!」としている。