AIでいろんなことができる反面、料金もけっこうかかるように。
個人的に最近すごーく気になっています。新しいAIアプリやサービスを導入したくても、コストが厳しいことが多い。
【全画像をみる】けっこう実用的。「OpenCode」×ローカルLLMで“無料Claude Code”してみた
気づいたら「安く使えて実用性もあるAIやアプリはないかな?」と日々探すようになっていました。
そんな中、なかなかいい組み合わせを見つけました。
オープンソースのAIコーディングエージェント「OpenCode」をGoogleの最新ローカルLLM「Gemma 4」と組み合わせて使ってみたら、かなり“戦える感じ”だったんです。
<目次>
AIコーディングエージェントって何?
OpenCode:“ローコストなClade Code”的アプリ
最新のローカルLLMを使えば、「動くアプリ」をさくっと作れる
「これで十分なAI」を選ぶのもアリになりつつある
AIコーディングエージェントって何?
「AIコーディングエージェント」と呼ばれるジャンルのAIアプリがあります。最近だとClaude Codeが有名です。
基本的にはコード(プログラムやアプリ)を作成するのに使うのですが、「複数のファイルをAIに読み込ませて何かを作る」のに向いた作りになっていて、それに留まらない使い方ができます。多数の資料をAIで要約したり分析するとかにも使いやすいですよ。
コードというと難しい感じがすると思いますし、実際、慣れも必要です。しかし、今はAIに入門をサポートしてもらえ、定型タスクを自動実行するプログラムをAIに書かせられれば日常的な作業を減らせます。
「非エンジニアでも慣れれば活かせる新機軸の業務アプリ」といった感じかなと思います。
OpenCode:“ローコストなClade Code”的アプリ
OpenCodeはオープンソースのAIコーディングエージェントで、macOS・Windows・Linux向けにアプリが公開されています。
利用できるAIの幅が広く、ユーザーの希望に応じてコストを調整しやすいのが特徴となっています。
入力をAIの訓練・学習に使うのを条件にいくつかのモデルを無料で提供していたりしますし、LM Studio経由でローカルLLMを使うこともできます。ローカルLLMは無料で公開されていて、専用アプリを用いて自分のPC上で動作させられるAIモデルです。
必要に応じてGPT-5.5などの最先端AIを使うこともできます。
最新のローカルLLMを使えば、「動くアプリ」をさくっと作れる
今回は無料でどこまでいけるかを探るべく、ローカルLLMを使って試してみましたが、けっこう驚かされました。敷居は低くありませんが、かなりちゃんと動くのです。
こちらはOpenCodeとGoogleの最新ローカルLLM「Gemma 4 26B A4B」を使って作った神経衰弱アプリです。プレイヤーがカードを2枚クリックし、数字が同じであればその2枚は黒くなり、ゲームから除外されます。手番が終わればCPUの番になり、勝手に2枚開きます。
AIと簡単なブレストを行って仕様を決め、計画書を作った後に実際に生成してもらいました。2回エラーが出て、その修正を行って完成。1発完成ではありませんが、それなりに複雑なタスクを少ない会話のキャッチボールで消化できています。
すごいのは、AIコーディングエージェントらしく複数のファイルを生成し、かつ全体としての整合性をとれる点だと言えます。資料を使った文章生成などにも使えるでしょう。
AGENTS.mdと呼ばれる「従って欲しいルールをまとめた文書」を読み込み、きちんとその通りに動きます。Claude Codeなどと同じようにユーザーの意図に沿って動作するのです。
「これで十分なAI」を選ぶのもアリになりつつある
今回の組み合わせは悪くはないのですが、敷居が高いところもあり、残念ながら万人向けとは言いがたいです。
OpenCodeは設定がちょっと難しいですし、作例を作るのに用いたGemma 4 26B A4Bを動かすには相応のスペックのマシンが必要。一般的なノートPCで使うのはちょっときつい。
ただ、そういった点よりも確かにローコストで使えるものだったことのほうが印象的でした。
OpenCodeは料金が発生しないように使いましたし、最新とはいえ使っているのは無料のAI。それでも一度にたくさんのコードを生成でき、しかもかなりしっかりと動作した。「今最強」でこそありませんが、昨年の同クラスのモデルよりはるかに粘り強く、深く考えられる。「自分よりも賢い?」と思う瞬間さえありました。数か月後にはどうなっているのでしょう?
進化する速度がおかしすぎるのだと思います。無料の範囲でも既にかなりのことができ、その水準は高く、選択肢も実はいろいろある。無理に「最高のAI」を使うのではなく、「十分なAI」を選ぶフェーズが訪れつつあるのかもしれません。
かみやまたくみ