
2021年1月撮影 REUTERS/Mike Segar
[ニューヨーク 1日 ロイター] – 米国株式市場は、堅調な企業決算と原油安を追い風に、S&P総合500種(.SPX), opens new tabとナスダック総合(.IXIC), opens new tabが最高値を更新して取引を終えた。ナスダックはハイテク株の上昇が主導。両指数は6週連続で上昇し、週間ベースでの連騰は2024年10月以来の長さとなった。ただ、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tab小幅安で終了した。
今週は企業決算が相次ぎ、S&P500の時価総額の2割超を占める企業が決算を公表。超大型ハイテク企業「マグニフィセント・セブン(M7)」のうち5社が今週決算を発表した。LSEGによると、これまでに決算を発表した314社のうち、83%が利益が予想を上回り、78%が売上高が予想を上回った。
カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏はこの日の株価上昇について「予想を上回る決算発表が続いたことで、『今週の仕上げ』となった」と指摘。「S&P500は4月としては1950年以降で2番目に大きく上昇した」とし、5月も上昇基調が続く可能性が高いとの見方を示した。
米国とイランの戦闘停止に向けた協議を巡っては、イランが仲介国パキスタンを経由して米国に送付したとされる最新の提案について、トランプ大統領は満足していないと表明。現在も電話で協議が行われているとしながらも、「前進はあったが、合意に達するかどうかは分からない」と述べた。イランのアラグチ外相は、米国が挑発的な行動を改めるなら、外交努力を行う用意があると改めて表明している。
USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)の投資戦略責任者、トム・ヘインリン氏は「原油供給の混乱がどの程度長引くか織り込んだ上で、どこに最も大きな影響が出るのか見極めようとする動きが市場で続いている」と述べた。
この日発表の経済指標では、米供給管理協会(ISM)の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が52.7と、前月から横ばい。好不況の分かれ目である50を4カ月連続で上回った。
S&P総合500種を構成する11の主要セクターのうち、テクノロジー株(.SPLRCT), opens new tabが最も大きく上昇。一方、エネルギー株(.SPNY), opens new tabは最も大きく下落した。個別銘柄では、アップル (AAPL.O), opens new tabが3.3%高。前日発表した1─3月期決算は、iPhone販売が供給面での制約を受けたものの、ノートパソコン「MacBook(マックブック)」の需要が堅調だったことで、売上高と1株利益が予想を上回った。石油大手エクソンモービル(XOM.N), opens new tabは1.0%安。この日発表の第1・四半期決算は、調整後利益が市場予想を上回ったものの、中東情勢を受けた輸送の混乱、金融デリバティブに関連した会計処理上の一時的なずれが影響し、未調整ベースの利益は5年ぶりの低水準となった。石油大手シェブロン(CVX.N), opens new tabは
1.4%安。第1・四半期決算は調整後1株利益が市場予想を大幅に上回ったものの、純利益は減少し、5年ぶりの低水準にとどまった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.18対1の比率で上回った。ナスダックでは1.69対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は152億7000万株。直近20営業日の終日平均は176億4000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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