OpenAI、GPT 5.5に「ゴブリン禁止令」発動。AIは「グレムリン」「ゴブリン」という単語を不必要に何度も使っていた | Business Insider Japan

「ゴブリン、グレムリン、アライグマ、トロール、オーガ、ハト、その他の動物や生き物について、ユーザーの質問に絶対的かつ明確に関連する場合を除き、決して言及しないこと」とソースコードには記されている。

この一文はコード内に4回登場する。

その数日前、一部のユーザーがGPT 5.5との会話のスクリーンショットを投稿しており、そこにはこれらの架空の生き物への言及が含まれていた。

why is gpt5.5 so obsessed with goblins

— Andy Ayrey (@AndyAyrey) April 25, 2026

「なぜgpt5.5はゴブリンに執着しているのか」とあるXユーザーは問いかけ、AIが「汚れたネオンスパークルゴブリンモードが欲しいなら」と特定のカメラ機材を勧めるスクリーンショットを投稿した。別の例では、AIが「ゴブリン帯域幅」に言及したり、回答の「さらに短いゴブリン版」を提示したりする様子が示されていた。

Repo Promptの創業者エリック・プロヴァンシェ(Eric Provencher)はXに投稿し、GPT 5.5が「小さなパフォーマンス上のグレムリン(いたずらをして故障を引き起こす小悪魔)が走り回るのを放置するより、子守をし続けるよ」と発言したと報告した。OpenAIのエンジニアはこれに返答し、「修正したと思っていた。申し訳ない」と述べた。

AI評価サイトのArena.aiも、GPT 5.5における「ゴブリン」「グレムリン」「トロール」といった単語の使用頻度の増加を確認した。Arenaによると、この増加は高思考モードを使用しない場合に特に顕著だったという。

It’s true. Here’s a plot of GPT models and their usage of “goblin”, “gremlin”, “troll”, etc over time. There’s no anti-gremlin system instruction on our side, we get to see GPT-5.5 run free. https://t.co/UbuHqpyvw7 pic.twitter.com/Z8F6mTtJSS

— Arena.ai (@arena) April 28, 2026

この一文が発見されて以来、OpenAIのゴブリンに関する指示はミームへと発展した。Xのユーザーたちはゴブリンやグレムリンについて疑問を呈した会話のスクリーンショットを投稿した。

多くのユーザーがオンラインで「ゴブリンモード」という言葉に言及した。「このうえなく自己耽溺的、怠惰、だらしない、または貪欲な行動様式」と定義されるこの言葉は、2022年のオックスフォード英語辞典の今年の言葉に選ばれている。

ただ、OpenAI自身もこの冗談に乗ったのである。ChatGPTはXのプロフィール欄にその一文を追加した。Codexのエンジニアリングリードであるティボー・ソティオー(Thibault Sottiaux)は、「『知る人ぞ知る』を意味する略語(IYKYK:If you know, you know)とともに〜」とともにその一文を投稿した。

The ChatGPT profile on X has a line about goblins and gremlins in its bio.ChatGPTはXのプロフィール欄にゴブリン指示を追加した。Screenshot via X

Citrini Researchは2026年2月、AIが経済の将来に与える影響についてのSubstack投稿で市場に衝撃を与えた。同調査機関はゴブリン騒動に対してより否定的な見方を示し、OpenAIの対応を「正気の沙汰ではない」と批判している。

pic.twitter.com/PR7C3NPxqk

— Sam Altman (@sama) April 28, 2026

OpenAIのCEOサム・アルトマンも議論に加わり、まずGPT-6に「ゴブリン増量」を求めるミームを投稿した。続いてCodexがChatGPTモーメントを迎えていると書いたが、その後訂正した。

「ゴブリンモーメントと言うつもりだった。失礼」とアルトマンは書いた。