2026年4月の Chromebook ニュースまとめ。Gemini in Chrome 国内展開と Aluminium OS 開発進捗など

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2026 年 4 月は、Chromebook Plus 向けに Chrome ブラウザに統合された AI 機能「Gemini in Chrome」の国内展開が始まり、ChromeOS 147 安定版へのメジャーアップデートの展開や次世代デバイスの開発状況でも複数の新情報が確認されています。

この記事では、4 月に HelenTech でお伝えした Chromebook 関連の主なニュースをまとめます。

目次

ChromeOS 147 へのアップデートと不具合情報

4 月は ChromeOS 147 安定版のメジャーアップデートが 4 月 23 日頃から展開され、深刻度「Critical」を含む 71 件の脆弱性が修正されています。

ユーザー向けの新機能は含まれていないものの、セキュリティ上の観点から早めのアップデートが推奨されます。

また、ChromeOS 147 からは Linux 開発環境のアーキテクチャがデフォルトで Baguette に刷新されました。

企業向けの長期サポートチャンネル (ChromeOS LTS) は、バージョン 138 から 144 へとメジャーアップデートされ、過去半年分の機能変更が適用されています。

海外コミュニティでは 138 から 144 へのアップデート時にエラーが発生したという報告も寄せられており、管理者はテストグループで慎重に展開を進めることが推奨されます。

Gemini in Chrome の国内展開開始

4 月最大のトピックは、日本国内における Chromebook Plus を含む Chrome ブラウザへの「Gemini in Chrome」の展開開始です。

4 月 26 日週に Google が国内向け展開を発表し、ChromeOS 146 を実行する一部の Chromebook Plus で実際に利用できるようになったことを確認しています。

ただし、ChromeOS 147 にアップデートしても全ての Chromebook Plus で利用可能になっているわけではなく、段階的な展開が続いています。

この展開に先立ち、4 月 19 日週には ChromeOS 149 Canary 上で日本語環境における Gemini in Chrome の動作が確認されていました。タブ共有や Gemini Live、スキルなどの機能が問題なく動作しており、実用レベルであることも確認済みです。

次世代デバイスの開発状況

4 月は Aluminium OS に関連した次世代の Chromebook に関する開発状況に大きな進捗がありました。

Aluminium OS の対応機種が明らかに

Google が開発を進めている ChromeOS と Android の統合プロジェクト「Aluminium OS」について、各デバイスのデフォルト壁紙がリークされ、フォルダ名から対応デバイスのコードネームを複数確認できました。

既存の多くのハイエンド Chromebook Plus のリファレンスボード「brya」の名前も確認されており、アップグレードの対象となる既存モデルのヒントを得ることができました。

Snapdragon X ベースの新 SoC「Calypso」と「Mensa」

Snapdragon X Plus X1P-42-100 をベースとした Chromebook 向けチップセット「Calypso」の開発が判明し、これを搭載するボード「Mensa」の開発が進んでいることが確認されました。

4 月下旬には「Calypso」がリファレンスボードとしても正式に登録され、開発が本格化しています。

Intel Panther Lake 搭載機「Atria」は Nova Lake 向けに変更

4 月 19 日週に開発が判明した「Atria」について、その後のコード更新により、当初 Panther Lake 搭載と見られていた点が修正され、実際には Intel Nova Lake を採用することがほぼ確定しました。

「Atria」は Panther Lake 向けリファレンスボード「Fatcat」の設計を継承しつつ、次世代プロセッサ向けのリファレンスボードとして開発が進んでいます。

仕様面では Wi-Fi 7 / Bluetooth 対応、WWAN (5G/4G-LTE) 向けの構成、最大 3 つの USB-C ポート、指紋センサ、タッチパネル・スタイラスペン対応、UFS ストレージまたは PCIe Gen 4 / 5 対応の NVMe SSD など、ハイエンドに相応しい構成となることが予想されます。

Fatcat ベースのボードは Aluminium OS でのテストも行われているため、Atria も同様に対応が見込まれます。

Lenovo「Sapphire」が開発の最終段階へ

Lenovo が開発中の Kompanio Ultra 搭載 Chromebook Plus タブレット「Sapphire」が、開発の最終段階に到達し量産準備が整ったことがコードから確認されました。

過去の製品リリーススケジュールを参考にすると、早ければ 8 月から 9 月にかけて発表される可能性があります。

Samsung が Aluminium OS 搭載の Galaxy Book を開発中

Samsung が Android 17 ベースの「One UI 9」を搭載した Galaxy Book シリーズの開発を進めていることがリークされました。

ローエンド・ミッドレンジ・フラッグシップの 3 グレードが計画されており、Aluminium OS で新たに設けられる「AL Entry」「AL Mass Premium」「AL Premium」という 3 つのカテゴリとの対応が示唆されています。

Galaxy AI や強化版 DeX の搭載も見込まれており、正式なリリース時期は未定ですが、5 月開催の Google I/O 2026 での関連発表が注目されます。

関連して、ノート PC 向け Pixel Glow (Google カラーで点灯する LED ライトバー) のアニメーションが改めて確認されました。こちらも Aluminium OS を搭載するノートパソコンに向けて開発が進められています。

国内での新機種・販売情報

開発中のデバイスや海外だけでなく、日本国内でもいくつかの動きがありました。

HP と Acer からまもなく新機種が登場

日本 HP から法人向けハイエンドモデル「HP Elite 6 G2i 14 inch Chromebook Plus」が、Acer からは Kompanio 540 搭載の教育市場向けモデル「Acer Chromebook 314 (C925)」がまもなく国内発表される見込みです。いずれも月末時点では正式発表には至っていません。

ASUS Chromebook CM32 Detachable が EDIX で展示予定

Kompanio 540 と 12.1 インチ / 2.5K / 120Hz ディスプレイを搭載する「ASUS Chromebook CM32 Detachable (CM3206)」が、5 月開催の教育総合展「EDIX」に出展予定であることが判明しました。これにより、イベントまでに国内でも正式発表が行われる見込みです。

「Lenovo Chromebook m 14″」の実機レビューを公開

Kompanio 540 を搭載した「Lenovo Chromebook m 14″ (14M8911)」の実機レビューを公開しました。

Intel N100 相当のパフォーマンスに加え、長時間バッテリーと充実したポートを備えており、個人・ビジネスいずれの用途でもバランスの取れた選択肢となっています。

ChromeOS の新機能と活用情報

ChromeOS のアップデートなどにともない追加された新機能や、その活用方法、サービス対応なども紹介しています。

まとめ

2026 年 4 月は、Gemini in Chrome の国内展開開始が最大のトピックとなりました。

ChromeOS 147 へのメジャーアップデートや LTS の更新といったソフトウェア面の定期的な動きに加え、次世代デバイスの開発状況も各所で進捗が確認されています。

月末には Samsung の Aluminium OS 搭載 Galaxy Book 開発のリークや、ノート PC 向け Pixel Glow の情報など、5 月の Google I/O 2026 に向けた動きも出てきました。5 月には EDIX での ASUS 新モデル展示や HP・Acer からの国内発表も控えており、引き続き動向を追っていきます。