グーグルのコードの75%は生成AIが作成…コードの移行作業は6倍の速さに | Business Insider Japan

グーグルのスンダー・ピチャイCEO(左)とディープマインドのデミス・ハサビスCEO(右)。グーグルのスンダー・ピチャイCEO(左)とディープマインドのデミス・ハサビスCEO(右)。Raj K Raj/Hindustan Times via Getty Imagesグーグルで新たに作成されるコードの4分の3がAIによって生成されているという。同社が従業員にAIツールの導入を促すなか、この比率は着実に増加している。スンダー・ピチャイCEOによれば、AIエージェントの活用により、コード移行作業が1年前の6倍の速さで完了したという。

グーグル(Google)で新たに作成されるコードの4分の3がAI(人工知能)によって生成され、それを人間のエンジニアが確認する体制になっていると、同社が2026年4月22日に発表した。

この比率は近年、着実に上昇している。2024年10月時点では、同社のコードの約4分の1がAIによって生成されていたが、2025年秋には50%にまで増加したという。

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グーグルでは、コーディング業務のみならず他のタスクでもAIの活用を従業員に推奨してきた。スンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEOは4月22日のブログで、エンジニアがより自律的なタスクを実行する「真のエージェント型ワークフロー」へと移行しつつあると述べている。

ピチャイは「最近、AIエージェントとエンジニアの連携により、極めて複雑なコード移行作業を行ったが、エンジニアだけで対応していた1年前と比べて、6倍の速さで完了した」と明かした。

グーグルのエンジニアはコード生成に自社で開発したAIモデル「Gemini」を活用している。一部の従業員には、具体的なAI活用目標が設定され、それが今年の業績評価に反映される。

また、数カ月前から、グーグル・ディープマインド(Google DeepMind)の一部の従業員に対し、競合するアンソロピック(Anthropic)の「Claude Code」の使用が許可された。これが利用できるツールの格差を生み、従業員間の緊張につながっていると、Business Insiderが以前報じている。

コーディングにAIを活用する動きを強めているのは、グーグルに限ったことではない。

2025年4月、マイクロソフト(Microsoft)のサティア・ナデラ(Satya Nadella)CEOは、同社の一部のプロジェクトにおけるコードの20〜30%がAIによって書かれていると述べた。また、同社最高技術責任者(CTO)のケビン・スコット(Kevin Scott)も同月、5年以内にはコードの95%がAI生成になるだろうとの予測を示した。

メタ(Meta)もこの方向に強く舵を切っている。Business Insiderが確認した文書によると、2025年第4四半期時点で、同社は一部の組織においてソフトウェアエンジニアによるコード変更の55%を「エージェント支援型」とする目標を設定していた。また、2026年上半期には、クリエイション部門のエンジニアの65%が、コミットするコードの75%以上をAIを用いて作成することが見込まれているという。

今月初めには、Snapも新たな運用モデルの下で、新規コードの少なくとも65%がAIによって生成されていると発表した。

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