
2025年1月9日、フランス・パリ近郊で撮影。REUTERS/Gonzalo Fuentes/File Photo
[29日 ロイター] – 米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabが29日発表した第3・四半期(1─3月)決算は、クラウド事業「Azure(アジュール)」の成長率が控えめとなったことから、時間外取引で株価は2%以上下落した。同事業の売上高は予想通り40%増と、前四半期の39%増をわずかに上回った。一方、規模の小さいライバルのグーグル・クラウドは売上高が63%増となり、50.1%増という予想を大幅に上回り、親会社アルファベット(GOOGL.O), opens new tabの株価は4%以上急伸した。
業界調査会社Valoirのレベッカ・ウェッテマン氏は「グーグルが売上高と利益の予想を大幅に上回った一方で、マイクロソフトのAI(人工知能)インフラへの投資には大きな疑問が残る中、市場は安心感を得るために衝撃的な数字を求めていたが、今回の数字はそれを満たさなかった」と述べた。
マイクロソフトの企業向けAIアシスタント「Copilot 365」の導入が鈍く、AI競争における初期のリードを失ったのではないかという懸念が高まっている。
同社のインベスター・リレーションズ担当副社長、ジョナサン・ニールソン氏によると、月額30ドルの「M365 Copilot」のユーザー数は、1月に公表された1500万人から2000万人に増加した。
同社はまた、AIランレートが370億ドルに達したと発表。これはオープンAIなどの第三者へのインフラ販売に加え、今後1年間における自社AI製品の売上見込みを合計した数値。
マイクロソフトによると、第3・四半期の設備投資額は前年同期比49%増の319億ドルとなったが、第2・四半期の375億ドルからは減少した。市場予想は349億ドルだった。
ファイナンスリース(多くの場合、大規模なデータセンター施設向け)に費やした金額は前四半期の67億ドルから47億ドルに減少。ニールソン氏によると、この数字はAI需要の減速を反映したものではなく、特定のリース契約が開始される日付によるもの。
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