2026年4月27日、iPhoneの動向予測などで有名なアナリスト ミンチー・クオ氏が「OpenAIがMediaTek・Qualcommと共同でスマートフォン用のプロセッサを開発している」というレポートを公開しました。
「ChatGPTの会社がスマートフォンを作っている」
クオ氏はそのように述べています。
彼の見立て通りであれば、まったく新しいスマートフォンが2028年以降に発売されることになります。“ChatGPT Phone”がくるかもね、という話です。
AIエージェントで「スマートフォン」を再定義する
レポートはクオ氏が確認したデバイス業界の動向を軸としていますが、予想が多分に含まれています。現時点で確定した情報ではありませんが、iPhoneに関しても同じ手法で高精度な予測を出しているアナリストの見解であり、説得力は相応にあります。
クオ氏による「ChatGPT Phone」と従来のスマホのちがいを整理した図Image: Ming-Chi Kuo
もっとも興味深いのがChatGPT Phoneが既存のスマホとどうちがうのか?という点に関するクオ氏の意見です。
・アプリがAIエージェントになる
・AIエージェントは複数起動でき、それぞれが具体的なタスクを消化していく
・各AIエージェントの作業進捗状況がタイムライン形式で表示される
アプリは「人間がうまく使ってあるタスクを終わらせる」というものです。たとえば、写真編集アプリを使えば、自分の顔写真からホクロやシミを消して綺麗に見せられます。このときは当然、人間が操作します。
アプリがAIエージェントになるということは、「自分の写真を綺麗にしといて」と伝えればAIがやってくれるようになる、ということです。人間がアプリの操作からかなり解放されるわけです。
サブスク必須かもしれない
ChatGPT Phoneは小型のAIモデルを内蔵する一方で、複雑なタスクについてはクラウドAIで処理するとクオ氏は見ています。
そして、ChatGPT Phoneはサブスクリプションとセットで販売されるかも、とも。デバイスの料金を支払ったうえで、継続的にAIの利用料を支払う必要がある、ということです。
これは大いに不安な点です。ChatGPTのサブスクリプションは月額1,500円から。上位プランだと3,000円、最上位プランは30,000円。iPhoneでもiCloudへの課金圧が強いですが、こちらは150円→450円→1,500円〜といった価格感です。スマホに付随するサブスクが一気に高額化する可能性があります。
OpenAIは「自然に使えるAIデバイス」を模索しており、複数の製品を開発・検討しているようです。このChatGPT Phoneが実際に発売されるかは不透明な状況ですが、今までに発表されているものよりは発売時の影響は大きそうに見えます。

Source: Ming-Chi Kuo, iCloud