「Google スプレッドシート」のオートフィル機能がGeminiの力で高機能化
米Googleは4月22日(現地時間)、「Google スプレッドシート」において、生成AIを活用してデータ入力作業を大幅に効率化する新機能「Fill with Gemini」を導入すると発表した。この機能は、入力済みのデータやプロンプトから、ユーザーの意図をGeminiが推論し、情報の抽出や分類を自動で行うものである。
複雑な関数や数式を記述することなく、自然な言葉での指示や、既存のデータに基づいた自動補完が可能になる。例えば、顧客からのフィードバックに対する返信案の作成や、商品説明文に基づいた詳細データの分類といった、これまで手間のかかっていた手作業が数クリックで完了する。この機能を使うことで、100個のセルに入力を行うタスクにおいて、手動で行うよりも最大で9倍速く作業を完了できるという。
「Fill with Gemini」には、主に2つの操作方法が用意されている。1つはオートフィルのようなドラッグによる操作方法だ。列内に既にデータが入力されたセルが1つ以上ある場合、新しい入力セルをドラッグすることで、前後の文脈を読み取ったAIが残りのセルを自動で埋めることが可能。もう1つはプロンプトによる入力で、空のセル範囲を選択してどのようなデータを入力したいかを具体的な指示文として書き込めば、AIが条件に沿った内容を生成・入力してくれる。
Populate data with Gemini in Google Sheets
この機能を利用するには管理者が「Google Workspace」のスマート機能を有効にしている必要がある。組織の管理者は、[スマート機能]の制御設定を通じて、この機能の表示・非表示を管理可能。
即時リリースドメインは4月22日から、計画的リリースドメインは5月6日から段階的に展開され、機能の表示まで最大15日間かかる可能性がある。以下に挙げる「Google Workspace」のプランおよびアドオンにおいて利用可能だ。
Business StandardBusiness PlusEnterprise StandardEnterprise PlusAI Expanded AccessアドオンAI Ultra AccessアドオンGoogle AI Pro for EducationアドオンGoogle AI ProGoogle AI Ultra
なお、7月15日まではプロモーション期間として、通常よりも高い利用上限枠が設定されている。