Microsoftは4月23日、Windows 11向けの日本語入力アプリ(IME)「Copilot Keyboard」の正式版を公開した。2025年10月にベータ版として公開してから約6カ月、ユーザーからのフィードバックを反映しながら改善を重ねてきたといい、同日から正式版として提供を開始した。

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Copilot Keyboardは、Microsoftが「日本語を書く時間を、もっと快適にできないだろうか」という発想から開発した日本語入力アプリ。日本語入力の特性を踏まえつつ、Copilotの生成AI技術を組み込み、「素早く、気持ちよく」をコンセプトに掲げる。インストールは無料で、追加料金やサブスクリプションは不要。
ベータ6か月で辞書・かな入力・再変換に対応、Copilot Searchと直結
ベータ版から正式版への移行にあたり、ユーザーからの要望を反映した改善を重ねてきた。具体的には、ユーザー辞書機能やキーカスタマイズ機能の実装、「やまとことばはかな入力でこそ自然に書ける」という声に応えたかな入力対応、変換キーまたは「Win+/」で再変換が可能になる機能の追加が挙げられる。
辞書データは毎月アップデートし、SNSで生まれる新しい言葉や注目用語を変換候補に自動で追加する。従来のMicrosoft IMEではユーザー自身が手動で辞書を更新する必要があったが、Copilot Keyboardではその手間を省ける形とした。32bitアプリ上でのクラッシュ修正など安定性も大幅に向上したとしている。
機能面では、変換候補から「Copilot Search」にそのまま連携できるのが特徴。意味を調べたり言い換えを探したりする際に、ブラウザを開くことなく入力の流れを止めずに検索できる。虫眼鏡型のボタンを1度クリックするだけで、Webでの深掘り検索までシームレスに移れる。

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イルカの「カイル」がCopilotキャラとして復活、着せ替えテーマも
正式版リリースと合わせ、新キャラクターとしてイルカの「カイル」が加わった。カイルはかつてMicrosoft Officeに登場していたアシスタントキャラクターで、Copilot Keyboardでは「Copilotキャラクター」として復活。入力中に寄り添い、Copilotの機能を呼び出すナビゲーターの役割を担う。カイルを選ぶと、専用テーマでキーボードが彩られ、デスクトップにもカイルが登場する。
カイル以外のキャラクターも引き続き選択でき、着せ替えテーマで入力環境を自分好みにカスタマイズ可能。選んだキャラクターに合わせてキーボードの配色やテーマも自動で切り替わる仕組みとした。

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対応OSはWindows 11専用で、x64版とARM版の両方に対応する。Windows 10以前では利用できない。従来のMicrosoft IMEは併存し、Windows設定からいつでも切り替え可能。これまでのMicrosoft IMEのユーザー辞書をインポートすることもできる。プライバシー面では、学習されたデータは端末内のユーザー辞書にのみ保存され、入力内容が外部送信されたりLLMのトレーニングに使われたりすることはないとしている。
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