「Firefox 150」が正式版に ~Anthropic最強モデル「Mythos」で大量の脆弱性を退治(窓の杜) – Yahoo!ニュース

【画像】リンクの右クリックメニューから[リンクを分割ビューで開く]コマンドを利用

 そのほかの新機能は、以下の通り。

選択した複数のタブをまとめて共有:右クリックメニューの[(選択中のタブの数)件のリンクをコピー]コマンドを選択すると、複数のタブのURLをまとめてクリップボードへコピーできる(ページタイトルも含まれるとのことだが未確認)

組み込みPDFエディター:PDFドキュメントに含まれるページの順序を変更したり、コピー、貼り付け、削除、エクスポートができるように

アドレスバーからすばやく翻訳:デスクトップ版のアドレスバーに「translate」と入力すると、クイックショートカットで翻訳機能(about:translations)にアクセスできる。この翻訳はローカルで行われるため、オフライン環境でも利用可能。プライバシーも保てる

・Linux版で「GTK」絵文字ピッカーをサポート。[Ctrl]+[.]キーで絵文字を簡単に挿入できる
・「Firefox 143」でサポートされた「プログレッシブ Web アプリ」(PWA)が、「Microsoft Store」経由でインストールされた「Firefox」でも利用可能に
・新しい「Firefox」プロファイル管理システムが、Windows 10を含むすべての環境で利用可能に
・プロファイルをファイルにバックアップする機能が、新しいプロファイル管理システムを使用しているユーザーを含め、すべてのWindows 10および11ユーザーに利用可能に
・「Red Hat」、「Fedora」、「openSUSE」、およびその他のRPMベースのディストリビューションで新しい「.rpm」パッケージを同梱
・Webサイトに位置情報の使用を許可する際、位置情報のアクセスがまだ許可されていなければ「Firefox」はWindowsの設定で位置情報のアクセスを有効にするよう促すように。以前は一部のWindows 11バージョンに限定されていたが、現在はサポートされているすべてのWindowsバージョンに適用
・無償の組み込みVPN機能がカナダで利用可能に(エンタープライズ環境は非対応)。現在利用可能な地域はカナダ、フランス、ドイツ、イギリス、米国

■ セキュリティ関連の修正

 MozillaはAnthropicの協力を得て、「Firefox」に潜む脆弱性を「Claude」モデルで発見・修正する取り組みを行っている。実際、2月にリリースされた「Firefox 148」では「Opus 4.6」によるスキャンで22の問題を検出し、修正することに成功した。

 「Firefox 150」ではこの取り組みをさらに進め、最先端モデル「Claude Mythos」の初期バージョンを用いた脆弱性スキャンを行っているとのこと。その結果、271件もの脆弱性が修正されているという。

 このうち、CVE番号が発行された脆弱性は41件。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中2番目の「High」が12件、3番目の「Moderate」が18件、最低の「Low」が11件となっている。任意コードの実行につながりうるメモリ破損などが対策されているので、できるだけ早いアップデートをお勧めする。

 また、企業向けの延長サポート版「Firefox ESR」や「Thunderbird」でもセキュリティ修正が行われているので、利用中の場合は更新を怠らないようにしたい。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

窓の杜,樽井 秀人