GmailでもGoogle検索でも、GoogleのあらゆるサービスにAIアシスタント「Gemini」が顔を出す時代だ。時短に役立つ場面があるのも事実だが、頼んでもいないのにAIが画面の片隅から話しかけてくる状態を、素直に「うるさい」と感じている人もいるかもしれない。実はこのAIまみれ、ワンクリックでまとめて無効化とはいかないものの、設定を1つずつつぶしていけば、かなりの部分まで押し戻せる。本稿ではその具体的な手順を紹介する。

 Googleは検索結果からメールボックスまで、とにかくあらゆる場所にAIを差し込んでくる。Googleの各サービスを開くと、どこかに必ず「Gemini」が居座っている。(あなたがAI嫌いだとすれば)まさに招かれざるゲストだ。本当に便利なケースがあるのは否定しないが、朝の一連のルーティンをこなしたいだけのタイミングで常にチャットボットが視界に入ってくる状況は、人によってはかなりストレスになる。

 幸い、このAI押し付け状態は手動で相当抑え込める。ただし注意点が1つ。Googleは「便利なAI機能」と、ユーザーが日常的に頼っている「便利な非AI機能」を同じ設定にまとめているケースが多い。つまり、AIを切ると便利機能まで道連れで消えることがある。スッキリしたGoogleと、使い慣れた便利機能、どちらを優先するかは個人の判断だ。

「Google Workspaceのスマート機能」をまとめてオフにする

 最初の一手は、Google Workspaceの「スマート機能」を無効化することだ。設定した瞬間にAI機能の大半が止まる一方で、GmailなどのGeminiアイコン自体は残り続ける。Googleとしては「気が変わったらワンクリックで戻せる」導線を維持したい、ということだろう。

 この設定を切ると、Gmail、Googleドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドのAI機能がごっそり無効になる。同時に、Gmailから自動でGoogleカレンダーに予定を取り込む機能や、検索結果のパーソナライズといった便利機能も使えなくなる点は押さえておきたい。

 それでも構わないなら、手順はシンプルだ。Gmailにサインインしたら、右上の歯車アイコンから「すべての設定を表示」を開く。「全般」タブを下までスクロールし、「Google Workspaceのスマート機能」の項目にある「Workspaceのスマート機能の設定を管理」をクリック。現れる「Google Workspaceのスマート機能」「他のGoogleサービスのスマート機能」の2つのトグルを、両方オフにするだけでいい。

 これだけでAIの存在感は大幅に薄まる。

それでも残る「AIによる概要」をどう抑えるか

 ここで残念なお知らせを1つ。上記の設定を切っても、Google検索の検索結果上部に挿入される「AIによる概要(AI Overview)」は消えない。現時点で完全オフにする公式の方法は用意されていないのだが、出現を減らす回避策はいくつか存在する。

 まず試したいのが、Google Labs内の「検索におけるAI」をオフにすることだ。Googleにログインした状態でLabsアイコン(ビーカーマーク)をクリック。「検索におけるAI」を開いて、右側のトグルをオフにする。正直に言うと、筆者が検索を試した限りではこの設定を切っても結果にはほぼ変化がなかった。この機能は200以上の国で展開されているが、ユーザー側から見ると、このトグルが実際にどこまで効いているのかは分かりにくい。それでも、「切れる設定は切っておく」に越したことはない。

最も効く裏技は「検索クエリに『-ai』を足す」

 Labsの実験トグルで効果が薄いなら、もっと確実な手がある。Google検索のクエリ末尾に「-ai」を付け加えるだけだ。たとえば「iPhone 17 レビュー」ではなく、「iPhone 17 レビュー -ai」で検索する。たったこれだけで、AIによる概要はかなりの高確率で表示されなくなる。PC、スマホのどちらでも有効だ。

 より恒久的な対策を取りたいなら、Google検索の「ウェブフィルタ」を設定しておく方法もある。そして最終手段としては、検索エンジンやWebブラウザそのものを別のものに乗り換えてしまうのが一番早い。AI漬けのGoogleにどこまで付き合うか、各自の好みで選んでほしい。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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