同社は2月にマスク氏のAIスタートアップxAIを買収し、ロケット企業としての事業領域をAIインフラとソフトウェアにまで広げた。さらに4月上旬にはIPOの機密申請を行い、今年後半の株式公開に向けた準備を整えている。
Cursorの買収が実現すれば、スペースXはより高度なコーディングツールやAIエージェントをめぐる熾烈な競争において、アンソロピック(Anthropic)のようなフロンティア系AIラボとより直接的に競合できるポジションを確立することになる。
xAIでは最近、マスク氏が最初に集めた11人の共同創業者を含む著名な社員が相次いで退職し、経営体制に変化が生じている。マスク氏はあるカンファレンスで、xAIのチャットボット「Grok」は「現時点でコーディングにおいて遅れを取っている」と認めた。
先週、Business Insiderは関係者の情報として、xAIがCursorにコンピューティングパワーを提供する計画を報じていた。
またxAIは3月に、Cursorの元プロダクトエンジニアリングリードであるアンドリュー・ミリッチ(Andrew Milich)氏とジェイソン・ギンズバーグ(Jason Ginsburg)氏を採用している。両名はプロダクトチームを統括する役割を担い、Business Insiderがすでに報じているようにマスク氏とxAI社長マイケル・ニコルズ(Michael Nicolls)に直接報告する体制となっている。
2022年創業のCursorは、最も急成長するAIスタートアップの一つとして台頭してきた。2025年11月、同社は300名超の社員で年間経常収益10億ドル(1592億円)に達したとブログで発表した。当時、同社はシリーズDの資金調達ラウンドを293億ドル(4.6兆円)のポストマネーバリュエーションで完了したと明かしていた。
同社はコード補完にとどまらない機能拡張にも注力してきた。今年初めには初のエージェント型コーディングモデルをリリースしており、エージェントを通じてより複雑なソフトウェアタスクを処理できるツールの開発を広く進めている。
「私たちはトレーニングの取り組みをさらに推進したいと考えていたが、コンピューティングがボトルネックになっていた」
と、同スタートアップはスペースX
