GitHubがGitHub Copilotの個人向けプランについて、新規申し込みの停止、利用制限の厳格化、利用可能モデルの見直しを2026年4月20日に発表しました。GitHubは「今回の措置は既存ユーザー向けの安定した提供体制を守るため」としていますが、別の報道では「GitHub Copilotの週次運用コストが2026年1月以降ほぼ倍増しており、Microsoftが将来的にトークンベース課金への移行を検討しているため」と伝えられています。

Changes to GitHub Copilot plans for individuals – GitHub Changelog
https://github.blog/changelog/2026-04-20-changes-to-github-copilot-plans-for-individuals/

Changes to GitHub Copilot Individual plans – The GitHub Blog
https://github.blog/news-insights/company-news/changes-to-github-copilot-individual-plans/

Exclusive: Microsoft To Shift GitHub Copilot Users To Token-Based Billing, Tighten Rate Limits
https://www.wheresyoured.at/news-microsoft-to-shift-github-copilot-users-to-token-based-billing-reduce-rate-limits-2/

今回の公式発表で、Student、Pro、Pro+の新規登録が停止されることが明らかになりました。GitHubは既存の有料ユーザー向けのサービス品質を優先するための措置だと説明しており、無料プランであるCopilot Freeの新規登録は継続し、既存ユーザー間のプラン変更も引き続き可能としています。ただし、個人向けプランの利用上限は厳しくなり、上限に近づくとVS CodeとCopilot CLIで警告が表示されるようになります。


さらに利用可能なモデル構成も見直されます。ProではOpus系モデルが利用できなくなり、Pro+ではOpus 4.7が引き続き使える一方で、Opus 4.5とOpus 4.6は順次削除される予定だとのこと。

GitHubは今回の制限強化について、エージェント型ワークフローの普及でCopilotの計算需要が大きく変化したことを理由に挙げています。長時間動作し、しかも並列で進むセッションが増えたことで、当初の料金設計が想定していた以上の計算資源が使われるようになり、少数のリクエストだけでプラン料金を上回るコストが発生することも珍しくなくなったと説明しています。

GitHubによると、現在のCopilotにはセッション単位の上限と週次の上限があり、どちらもトークン消費量とモデルごとの倍率に基づいて決まるとのこと。セッション上限は主にピーク時の過負荷を防ぐためのもので、週次上限は長時間かつ並列的に走るリクエストによる高コスト化を抑えるために導入されたものです。


また、利用上限とプレミアムリクエスト数は別枠とされています。そのため、プレミアムリクエストが残っていても、一定期間内のトークン消費量が上限に達すれば制限がかかります。ただし、週次上限に達した場合でもプレミアムリクエストが残っていれば、「自動モデル選択」では継続利用が可能で、手動のモデル選択は週次期間のリセット後に再び有効になります。

GitHubは上限に達しにくくする方法として、より倍率の小さいモデルを簡単な作業に使うことや、VS CodeとCopilot CLIのplan modeを使ってタスク効率を高めること、さらにより高い上限が必要なProユーザーについてはPro+へのアップグレードもすすめています。また、利用者向けの救済措置も案内されており、今回の変更が合わない場合、ProまたはPro+を解約すれば4月利用分は請求されず、4月20日から5月20日までにGitHub supportへ連絡すれば返金に応じるとしています。

一方、ニュースレター「Where’s Your Ed At」を運営するエド・ジトロン氏はMicrosoftの社内文書から、「MicrosoftがCopilotの課金方式を最終的にトークンベース課金へ移すことを検討しており、その優先度がここ数カ月でより高まっている」と報じています。これは、GitHub Copilotの週次運用コストが1月以降ほぼ倍増したことが理由だとのこと。将来はユーザーが消費したトークン量、つまり実際に使った計算資源に近い形で負担を求める方向が示唆されているそうですが、具体的な開始時期は不明で、公式発表も現時点では新規受け付け停止や制限強化までにとどまっているとジトロン氏は伝えています。

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