グーグルは2026年4月21日(現地時間20日)、ウェブブラウザ「Chrome」に直接組み込まれたAIアシスタント機能「Gemini in Chrome」を日本を含む多数の地域で利用可能にしたと発表した。Windows、macOS、Chromebook Plus向けに順次展開され、サイドパネルを通じて閲覧中ページの要約や作業支援が可能になる。
AI機能「Gemini in Chrome」を日本を含む多数の地域で提供開始
デスクトップ版Chromeに統合された「Gemini in Chrome」は、ツールバー右上の専用アイコン(Geminiに相談ボタン)をクリックすることで迅速に起動できる。
この機能の特筆すべき点は、AIが現在閲覧しているページの文脈を直接理解し、その内容に基づいた高度な応答が可能であることにある。例えば、専門的な長い学術記事やニュースを読んでいる際、サイドパネルで要約を依頼すれば、ページを切り替えることなく迅速に要点を把握できる。
また、複数のタブで開いた商品情報を比較してメリットを整理させるといった、煩雑な比較検討作業の効率化にも大きく寄与する。クリエイティブな作業や日常生活の補助ツールとしても強力で、閲覧中の情報を基にした製品レビューの執筆、家族との旅行計画に合わせた確認メールの文面作成、レシピ情報を参考に献立案や買い物リストを練るといった多岐にわたる用途が想定されている。
利用にあたっては、18歳以上で自身のGoogleアカウントにログインしていることが条件となり、Windows、macOS、ChromeOSの各プラットフォームで順次展開される。
プライバシー管理についても配慮されており、ユーザーはサイドパネル内での会話履歴をいつでも個別に削除でき、ブラウザの設定画面から機能自体のオン・オフを容易に切り替えることが可能である。ブラウザという日常的なツールの中にAIが深く統合されたことで、ユーザーは情報の洪水の中から必要な知見をこれまで以上に素早く抽出できるようになる可能性がある。