アメリカとイランによる戦闘終結に向けた協議が11日、仲介国のパキスタンで始まりました。山崎大輔記者が伝えます。

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協議は、日本時間12日午前0時半現在も続いていて、専門家も加わり、政治、経済、法律の3つの分野で議論を行っていると、イランメディアが報じています。

アメリカのホワイトハウス高官によりますと、アメリカとイランの代表団が11日、パキスタンを交えて対面での協議を行いました。アメリカ側からはバンス副大統領やウィトコフ特使らが参加し、ロイター通信によりますと、イラン側からはガリバフ国会議長やアラグチ外相、パキスタン側からはムニール陸軍参謀長らが出席したとしています。

イランメディアは、イランがアメリカとの協議を開始した理由について、イスラエルによるレバノンへの攻撃が制限されたことや、アメリカがイランの資産凍結の解除を受け入れたこと、さらに専門的・技術的な協議が必要なことから、これらの問題の最終的な詰めの協議を行うためだと伝えています。

その上で、レバノンでの停戦はまだ完全に実施されていないとして、アメリカはイスラエルに対し、この約束を実行させる必要があると主張しています。

協議に先立ちアメリカとイランの代表団は、個別に仲介国パキスタンのシャリフ首相と会談しました。イランメディアによりますと、イラン側はシャリフ首相に対し“譲れない一線”として、ホルムズ海峡をめぐる問題や戦争被害に関する賠償、資産凍結の解除、中東全域での停戦などを伝えたということです。

イランの核開発やホルムズ海峡などをめぐり、双方の主張に大きな隔たりがあるなか、妥協点を見いだせるかどうかが焦点です。